猿が辻


京都御所は、周囲4kmの京都御苑のほぼ中央部に位置し、東西295m南北450mの一直線で囲まれているが、北東の隅だけが少し括れている。
いわゆる表鬼門に当たるためこのようになっているのだが、日吉山王神社の使いである猿が夜な夜な出没しいたずらをしたため、閉じ込めてしまったのでこの名が付いている。
よく見ると、御幣を担いだ猿の木造が安置されている。

幕末に攘夷派の急進公家の姉小路公知がこの辺りで暗殺されたのを、「猿が辻の変」と呼ぶ。