京の老舗

若冲のある料理旅館

まだ緊急事態宣言が発出される前の先月下旬に(いちいちこんな断りを書かなければならない世の中って嫌になる)、他県から京都観光に来た友人夫妻と食事をした。 鱧の会席で食事も美味しかったが、もう一つのお目当ては若冲を拝見することにあった。 友人が…

入山豆腐店

狭い通りに面してひっそりと営業している小さなお豆腐屋さん。 知る人ぞ知る、文政年間創業で京都でも古い部類に属する老舗である。 写真撮影の許可をいただいたが、何も買わなかったので遠慮して表だけ。 この炭は何に使うのだろうか?お豆腐を作るための物…

嵯峨豆腐森嘉

西山草堂をはじめ、嵐山界隈の湯豆腐店はここの豆腐を使っているというのがうたい文句である。 この日は平日だったが、他府県ナンバーの車で買いに来る人が目についた。 なんでも川端康成の古都に出てきたそうだが、その場面は知らない。 隣に見えるのは、清…

和菓子店・出町ふたば

この写真は平日の2時過ぎだが、本当にいつ見ても朝から晩まで行列が出来ている。 この日も警備の人がいて、ソーシャルディスタンスを呼びかけていたほどである。 初めて買った時は確か120円だったか?それが今では200円。 少しづつ、少しづつ巧みに値が上が…

みすや針

その昔、東海道を江戸から京都へ上ってきた旅人が、終点の三条大橋を越えてこの店を目指したと言われている。その当時の京都土産の定番だったようだ。 数年前に立て替えられて三条商店街に面したところはビルになり、店舗は奥庭に移った。 この狭い通路を抜…

松茸本番・とり市老舗

冬は千枚漬け、春は筍、そして秋になると松茸が、、、。この店の前を通るといつも季節を感じさせてくれる。 よく見ると一籠10万円の松茸が隅っこの方に鎮座している。 家庭用なら5千円から。 韓国産なら更にお徳用。

七夕の贈り物

今宵は新暦の七夕にあたる。天候が思わしくないので、空を見上げてロマンに浸る人も少ないのではないだろうか? 乞巧奠と題するお菓子をいただいた。なんでも七夕の日にしか販売しないお菓子だそうだ。 銘は、天の川、願いの糸、索餅、梶の葉、ありの実、鞠…

6月30日

6月30日は1年の折り返しの日であるが、今年の上半期は多くの人にとって過去経験したことのない半年であったろう。この日、京都では厄除けの夏越の祓いに因んで、水無月を食べる風習が昔からある。小豆は悪魔祓いを意味しているとか。 写真のは8人前を一つに…

檜皮屋弥兵衛

ネットで調べたら300年以上続いている店のようである。京都は寺社仏閣が多く、檜皮葺き替えの需要があるから成り立っているのだろうか? 京都にあるいは全国に何軒くらいあるのだろうか? 南隣りにある原材料置き場

大久保衛生

高台寺近くの裏通りにひっそりと掲げられている看板。この名前に見覚えのある人は、相当古くから京都に住んでいる人に違いない。「京都市でトイレの困りごとがあったら、110年の伝統を誇る有限会社大久保衛生にご連絡ください。」とネットには載っているが、…

亀末廣

文化元年(1804)創業というから200年以上この地で商売をしていることになる。 この暖簾をくぐって 店内に入ると、いかにも昔ながらの和菓子店という趣がある。 今年の正月のお菓子は、こちらで誂えた。 地下鉄駅徒歩1分、都心の一等地に広大な敷地を有して…

一澤信三郎帆布xミンナソラノシタ

街中で前を歩いていた男性が同じバッグを下げていたので思わず声を掛けようとしたが思いとどまった。 色、サイズとも同じだが一点だけ異なるところがあった。 それがこの部分。僕のバッグには黒田征太郎さんのイラストが入っているオリジナル品である。 福島…

亀山

西院の裏通りを歩いていて偶然見つけた和菓子店。 木箱に書かれた電話番号で時代の変遷を知ることができる。 (壬生)8736 ↓ この間に(4)8736が存在したはず (84)8736 今は多分(841)。西仏西とは屋号ではなく、住所を表している。「西大路仏光寺西入ル…

日本一・塚原産竹の子

この季節、京都のあちこちの八百屋さんでは、日本一美味しいと言われる乙訓産の筍で店頭が賑わっている。 この日は、一盛3万円の竹の子がまだ並んでいた。 秋には松茸が籠に並ぶこの店だが、筍といわず竹の子というのもこだわりを感じさせて面白い。

鮎茶屋・平野屋

昨年12月初旬に訪れたが、嵯峨野もこの辺りまで来ると、さすがに観光客は少ない。 それでも欧米系の人を何人も見かけた。創業当時からの建物で、ところどころ補修はしているものの、400年以上存続していることになる。 座敷に上がって有名な「志んこ」をいた…

開化堂

少し前のことだが、東京の友人から頼まれて、いつもの異界魔界ツアーを行った。 その途中で隠れた名所として開化堂を紹介したところ、ぜひにということで入ってみた (許可を得て写真は撮っている)。手作りの銅製茶筒が有名で、蓋が静かに滑り落ちてくるの…

西村衛生ボーロ

明治26年創業の「衛生ボーロ」一筋のお店である(南隣に店舗がある)。 衛生ボーロという言葉が全国で通用するかどうかは知らないが、 少なくとも京都では超有名である。このお店の前を通ると、今でもいい匂いがしてくる。玄関に家紋が刻まれているのはそう…

170年目の閉店・亀屋廣和

ペリー来航が嘉永6年(1853年)というから、それ以前の創業とは驚きである。 しかし、残念ながら店主の高齢化と後継者がいないことから、7月31日で店を閉じる。このブログで今まで何度か取り上げたのと同じパターンである。 植村義次 桂飴 たこえんこの黒糖…

万市その後

2か月前はこのような状態だったが、現在は見るも無残。 今日通りかかったら、コインパーキング工事中であった。京都市内では見慣れた光景となってしまい、誰も驚かなくなっているのが恐ろしい。 言うまでもないが、京都は寺社や花街だけを目当てに来るわけ…

唐板再開

御霊神社門前の名物として知られる唐板。 祇園祭の始まりとして知られる御霊会が開かれたとき、 健康を祈る厄除けの煎餅としてふるまわれたのが起源というから、 千年以上前からのお菓子である。この水田玉雲堂が創業したのが1477年で応仁の乱の終わりごろで…

143年目の移転・万市

家具のまち夷川通にでんと構えていた美術道具屋万市が3月いっぱいを以って 店を別のところに移転した。 移転を知らせる貼り紙には「明治8年より143年に渡って営業してきた」とあり、 無念さが滲み出ている。 堂々たる立派な店構えだが、この辺りは毎年地価…

洲濱閉店

噂には聞いていたので覚悟はしていたが、遂に休業と相成った。挨拶文に店主の哀切が滲み出ている。もうこの品を二度と味わうことができなくなるのは誠に残念である。 大袈裟でなく、ひとつの文化が途絶えたような気がする。繁盛していた頃の記事

平楽寺書店解体

国の登録有形文化財である平楽寺書店が解体される。 これに伴い文化財登録も抹消されることになり、京都市内で初めての事例だそうだ。解体を伝える京都新聞の記事文化財に登録されたからと言って国が特に何かをしてくれる訳でもなく、 維持・保存は所有者が…

祇園饅頭工場

地下鉄東山駅から平安神宮方面への抜け道を行くと、東側に小さな和菓子屋さんがある。 看板も出ていないが知る人ぞ知るの店で、店頭は多くの客で賑わっている。時々通りかかるので気にはなっていたが、調べてみると南座の隣にある 祇園饅頭の工場とのこと。…

休業・御洲濱司

この記事を書いてから1年しか経たないのに 危惧していたことが起こった。ちょっとした京都土産として、いつも使わせてもらっていただけに残念である。 復活を期待している。

しまだいギャラリー

町を歩いていると、もと造り酒屋の建物と真っ赤な装飾の対比が目に飛び込んできた。 Brandに疎い身でも、Chanelは分かる。期間限定のshopらしい。

千切屋

幟と呼ぶのだろうか、真っ赤な大きな生地に「千」の字がはためいている。遠くからでも鮮やかに目に飛び込んでくる。千切屋は創業290年になる屈指の呉服問屋である。奥に入ったことはないが、 昔ながらの店構えが、何とも頼もしく感じられる。 界隈の店がビル…

貝葉書院

websiteによれば「木版手刷りの仏教書を今に伝える」とあるが、 これで商売が成り立つところが凄いと思う。 あるいは京都だからやっていけるのかもしれない!?

御洲濱司のお雛様

京都の老舗には、さりげなくお宝を飾っているところが多い。 ここ御洲濱司植村の店頭にも。 すわ円山応挙かと思いきや、孫弟子の応震の作とのこと。

100年目の閉店・たこえん

週に一度はこの店の前を通るのだが、今まで入ったことがなかったので、 どんな事情かはよく分からない。大正4年ということは百年続いていたということか。