神社

岬神社

岬神社は、この付近にあった土佐藩邸の中に鎮座していたので土佐稲荷とも呼ばれる小さなお社である。坂本龍馬の像があるのは、そのせいだろう。

六月三十日

6月30日は半年の終わりで、京都では色んなお約束事がある。 夏越の祓もその一つで、茅の輪をくぐり半年の穢れを祓いこれからの半年の無病息災を願う行事で、最近では多くの神社で行われるようになってきた。 もう一つは「水無月」という和菓子を食べること。…

逢坂の関・蝉丸神社

逢坂の関は、古来より東海道や中山道を通って東国から京の都に入るときの関門であった。 百人一首に三首選ばれているところを見ても、その当時から名高かったことが分かる。これやこの 行くも帰るも 別れては 知るも知らぬも 逢坂の関 (蝉丸) 名にし負はば…

卯年・岡崎神社

東天王社とも呼ばれる岡崎神社は昔からうさぎが神さんのお使いとされ、境内にうさぎの彫刻がいくつかある。そのため卯年に当たる今年の正月は初詣客で大賑わいで、丸太町通りに長蛇の列ができていたと報道されていた。 混雑を予想して昨年末にお参りしたが、…

下御霊神社・お千度詣り

お千度詣りとは、町内こぞって地元の氏神さんに詣で、家内安全や町内安全をお祈りする庶民の行事である。本殿の周りをぐるぐると回るのであるが、回った回数をカウントするために竹串を手にもってまわる。 実際は千回も回れるはずもなく、何らかの法則がある…

平安神宮・白虎と青龍

平安神宮の応天門を入ったところ、白虎楼の前に白虎がいるのは知らなかった。 対角線の向こうには青龍楼が聳えている。 大極殿に帰っていく桓武天皇の鳳輦。

愛宕山

5月23日は、愛宕神社神楽講の総参りがあり、トレーニングを兼ねて参拝してきた。 嵯峨鳥居本に一の鳥居があり昔はここがスタート地点だったが、バスのお陰で(しかし1時間に1本)清滝から登ることが出来る。 信仰の山らしく、道中至る所でお地蔵さんが祀られ…

寅年・恵美須神社

商売繁盛の神様恵美須神社では、今年の干支にちなんだ絵馬が飾られている。 絵馬のデザインは浅草仲見世で江戸末期から続いている江戸小趣味玩具の店、助六で売られていた人形を模している。助六のご主人はサラリーマン時代の大先輩に当り、コロナ禍でなかな…

五社之瀧神社

京都一周トレイル東山コースで、稲荷山からの山道を終えて住宅街の中を少し歩いたところに、このお社がある。道路から奥まっているので、余程注意していないと気が付かない。 狭い社域ではあるが、鬱蒼とした雰囲気がただの神社ではないことを教えてくれる。…

ハガキの木・宗像神社

我が家に通称ハガキの木がありある方に差し上げたところ、この葉っぱに文字を書いて送ってこられた。 郵便局でちゃんと対応してくれたのだが、残念ながら普通はがきの料金では配達してくれなくて、定形外郵便120円として差額57円が必要になった。 この木は正…

上賀茂神社前ロータリー広場

鴨川に架かる御薗橋の拡幅工事は長い年月をかけて行われていたが、ようやく完成した。それに合わせて上賀茂神社前の道路も改修され、ロータリー広場となった。 歩行者に便利なようにと、一の鳥居の前に新しい鳥居も完成した。 本殿に近いところに二の鳥居が…

夏越の祓い

6月30日は半年の穢れを祓い、残りの半年の無事を祈る夏越の祓い神事が、各神社で行われる。最近では茅輪くぐりも定着してきたようで、長蛇の列となる。 夏越の祓いに関しては、このブログで毎年のように取り上げているので、 そちら を参照されたし。 30日の…

離宮八幡宮

天王山の麓、大山崎にある神社。嵯峨天皇の河陽離宮であったことから、離宮八幡宮と呼ばれるようになった。この地を知ったきっかけは、大河ドラマ国盗り物語である。平幹二郎演じる齋藤道三が、油座が開かれていたこの地で成り上がるのをリアルに描いていた…

愛宕神社・今年も中止

祖父の代から愛宕神社神楽講社に入っていて、毎年5月23日に総参(お参り)がある。 お参りを済ませると、ちょっとしたご飯(赤飯だったり巻きずしだったり、その年により異なる)がいただけるのもうれしいことであるが、去年に続き今年もそれは中止と相成っ…

粟田神社

この神社の石段を下ったところに東海道が走っていて、京の七口の一つ粟田口があり、古来京を行き来する旅人が旅行の安全を祈願したことから旅立ち守護として崇敬を集めたとされる。 神社の由緒によると、旧社名は、感神院新宮と称されていたが、明治になり粟…

濡髪大明神

千姫のお墓の更にその奥に、この濡髪祠が祀ってある。 知恩院さんの公式websiteによれば、御影堂建設により住処を追われたキツネのために建てた祠とのこと。 今では祇園町の信仰を集めているそうな。

梅宮大社

その名の通り梅の名所として知られている。 一の鳥居を抜けて参道の脇にも梅が咲いている。 安産と造酒の神様らしく、門の上にも酒樽が奉納されている珍しい光景を見ることが出来た。 全国の酒蔵から奉納された樽が飾られている。 このお社から10分ほど西に…

首途八幡宮

源義経が金売り吉次に伴われて奥州へ逃げ落ちる時に詣でたと伝えられている神社。実態は都落ちのはずだが、(首途)門出とポジティブに捉えられているのが面白い。 かつてこの辺りに金売り吉次の屋敷があったとも言われている。 参道の先には意外とこじんま…

長尾天満宮

醍醐寺の直ぐ北隣に鎮座する長尾天満宮は、醍醐地方の氏神様とも呼ばれている。 長い階段の途中に、頼政道跡なる高札が建っていた。 源三位頼政が以仁王を擁して平家打倒に立ち上がった時、三井寺から宇治に向けて通った道の跡とのこと。 まさに兵どもが夢の…

市五郎大明神・御土居

西大路通りの一本東の通りを歩いていたら、このような鳥居を見かけたので参拝した。 鳥居の奥に社殿がありその向こうはこんもりとした森がある。 よくある鎮守の森かと思ったが、あに図らんや御土居の一部が残っていたのである。 御土居の上は特に整備された…

松風天満宮

知恩院の華頂通りに面し、辺り一帯には浄土宗宗務庁や塔頭が立ち並ぶ中にこの天満宮がある。とはいえここは神社ではなくれっきとした浄土宗の松風院というお寺である。 恐らく明治初めに神仏分離令が出された後でも、秘かに抵抗していた名残ではなかろうか?…

6月30日

6月30日は1年の折り返しの日であるが、今年の上半期は多くの人にとって過去経験したことのない半年であったろう。この日、京都では厄除けの夏越の祓いに因んで、水無月を食べる風習が昔からある。小豆は悪魔祓いを意味しているとか。 写真のは8人前を一つに…

下鴨神社・河合神社

河合神社は下鴨神社の摂社の中では最大規模を誇るのではなかろうか? 門に、女性守護 日本第一美麗神と書かれているように、美しくなりたい女性の参拝客が多い。 鏡絵馬と呼ばれる絵馬にそれぞれに化粧を施していく(絵を描く)。 どことなくよーじやの顔に…

下鴨神社・雑太社

明治43年に、旧制三高と慶應義塾との間で関西初のラグビー試合が、ここ糺の森で行われた。 これを記念する石碑だが、このような立派な碑となったのはワールドカップラグビーが日本で開催されると決まってからであり、最近のことである。 それまでは存在する…

上賀茂神社・片岡社

楼門を前にして右手にあるのが通称片岡社、正式名は片山御子神社という。 祭神は玉依比売命で、平安時代より縁結びの神様として知られている。 かの紫式部も度々参拝したそうで、ここで詠んだ和歌が新古今集に採られている。 人が願を掛けた絵馬を読むのは無…

伏見稲荷大社

いくらなんでも運動不足が過ぎるので、思い立って伏見のお稲荷さんまで歩くことにした。 本殿の参拝客はゼロ。 有名な千本鳥居もこの通り。ことさら人のいない時間帯を狙ったわけでない。長い間生きてきたが、これほど人のいないお稲荷さんは初めてである。 …

八坂神社

八坂神社の境内に行列が出来ていた。 何事かと思って先頭に回ってみると、茅の輪が設けてあり、人々が作法通りにくぐっていた。 通常なら6月30日の行事だが、コロナ騒動で疫病退散のために臨時に設営されたらしい。 貞観11年(869年)に起った大地震と津波に…

八神社

両側に土産物店が並ぶ銀閣寺の参道を上って行き、門の手前を左に折れたところに八神社がある。 こちらの参道には全く人影がなく、少し気をつけ乍ら階段を上がった先に、拝殿があった。 もとは浄土寺を守護する社だったが、浄土寺が廃れた後も此の地に留まっ…

夏越の祓い・茅輪くぐり

6月30日は1年の前半最後の日。京都の各神社では夏越の祓いが行われる。 夏越の祓いは半年間の罪の穢れを祓い、残り半年を無事に過ごせるように神に祈る行事である(京都検定テキストより)。 この神社は当日だけでなく、1週間の長さでサービスに努めている。…

車折神社・芸能神社

嵐山近くにある車折神社の末社の一つに芸能神社がある。その名のとおり芸事の精進を祈願する参拝客が多いのだが、太秦の撮影所にも近いので、映画関係者など文字通り芸能人の信仰も集めている。 朱塗りの玉垣を奉納する人が多く、誰でも知っている俳優の名前…