2008-01-01から1年間の記事一覧

銅器商・西村松寿堂

銅器を専門に扱う店である。以前は全国の小売店相手だったのが、銅器の需要が少なくなり現在では直売をするようになった。全国で銅器を扱うのはここだけになってしまったらしい。看板に書かれている火鉢が最後に売れたのは15年以上も前とのこと。

フードバンク関西

前回の記事でも取り上げたが、芦屋にあるNPO法人フードバンク関西を訪ねてきた。ミッションや活動内容はホームページを参照いただきたいが、現在18社と1法人が食料を提供している。その多くは外資系企業で、この事業が欧米ではごく自然に行われていること…

千枚漬

はてさてこれは何でしょう? 正解は、千枚漬の産業廃棄物。今のシーズン、まったりとした千枚漬の製造のピークで、錦市場にほど近いこの店でも毎晩この風景が見られる(まあ、見物に値するものではないが)。 折りしもフードバンク関西というNPOに話を聞…

救世軍京都教会

ビルの谷間に隠れてしまいそうな小さな教会であるが、毎年12月になると思い出す教会である。社会鍋は暮れの風物詩として定着していたが、最近ではどうかな?スカートをはいたおじいさんが奇異だと思ったのは随分昔である。 天声人語12月11日より 夜になると…

坂本町レクリエーション・しょうざん

町内で1年間の最大の行事は地蔵盆であるが、それが子どもが主人公であるのに対して、町内レクリエーションは大人向けの慰労会のようなものである。僕の小さい頃は「町内遠足」といって、観光バスを仕立てて遠くまで言ったものである。ところが時代が移り、色…

大根焚き

12月7日、8日は千本釈迦堂(大報恩寺)で恒例の大根焚きが行われる日である。法要に供えられた大根を加持祈祷したのち、輪切りにして大釜まで煮込んで参詣者に振舞うのである。これを食べると中風除けになり、無病息災を祈って多くの人が訪れる。 旧中仙道を…

親子丼・とり安

雨が降っているというのに、何分も並んで食べたいものがあるらしい。もともとは鶏肉の卸店であるが、一角で食堂を始めたら人気となった。例の船場吉兆がブロイラーを地鶏と偽っていたのは、この店のブロイラーである。船場吉兆は長年の取引業者に騙されたと…

真珠庵

11月初めのある日、特別公開されていた真珠庵へ行った。 大徳寺の数ある塔頭の一つで、曽我蛇足や長谷川等伯の襖絵のほか、異なった趣の三つの庭園が印象深かった。こんな小さなお寺にも、国宝が一つと多数の重要文化財があるのも驚きである。 写真撮影お断…

紅葉便り

京都の紅葉の見頃は11月末か12月初旬のようで、御所も部分的にしか色づいていない。 九条池の橋から見る拾翠亭。

ゆにかる祭2008

ゆにかるとは united culture の略で、多文化共生センターきょうと子ども青年プロジェクトの主催で、4回目となる今年はいままでの京大西部講堂から岡崎公園に場所を移して行われた。 どこがゆにかるかはゆにかる祭のページを見た方が分かりやすいが、ブース…

今宮神社門前・あぶり餅

今宮神社の東門前に二軒の茶店がある。両方ともあぶり餅を扱う店である(商品はこれのみである)。あぶり餅は、搗き立ての餅を小さく丸め黄な粉をまぶしたのち竹串に刺し炭火で焼き、白味噌だれをつけたものを食するものである。門前の名物と言うことで、東…

光悦寺

源光庵から徒歩一分のところにある。いわずとしれた本阿弥光悦の草庵の跡がお寺となっている。一帯は光悦が徳川家康から寄進された土地で、光悦村と呼ばれた芸術村らしく江戸初期に自由なアートが勃興したところである。 有名な光悦垣の辺りが少し色づき始め…

源光庵

鎌倉からY君が来たので鷹峰地区のお寺を巡った。 四角い窓 円い窓 迷いの窓と悟りの窓として余りにも有名。紅葉が盛りの頃は、窓の向こうが真っ赤に染まるが、今はまだ早かった。 このお寺は珍しくも写真撮影禁止ではないので、このような襖絵も撮ることが…

ねずみ男駅

米子から鬼太郎列車に乗れば境港へ行くことができる。この線で米子駅は、ねずみ男駅である。 列車もこの通りである。

かいけ幼稚園

ボランティアで関わっているあるNPOの調査で米子まで行ってきた。直接の調査対象ではなかったが、かいけ幼稚園と言うところを案内された。 広大な敷地にたくさんの教室、天然芝のひろーいグランド。 フェンスの向こうは日本海。伸び伸びと育てるには羨ま…

時代祭り

10月22日は、京都三大祭の一つである時代祭りの当日である。 他の二つ(葵祭と祇園祭)が平安時代や戦国時代に起源を持つのに比べて、こちらは高々百数十年の歴史しかない。 とは言え、明治になって江戸に遷都となった後の京都を復興しようと平安遷都1100年…

平安王朝の夜

京都御苑130年記念とやらで、御苑のライトダウンが行われた(いま流行のライトアップではない)。これは、人工の照明を廃し月明かりの静寂のなかで、平安王朝を再現するという催しである。九条池から建礼門までの広大な一体の街灯が3時間ほど消された。明か…

奥穂高岳

十数年ぶりの奥穂である(この間、西穂1回、北穂1回は登頂、奥穂は嵐で一度断念したことがある)。 今回は日程的に余裕が取れたので、 初日:上高地ー涸沢テント泊 2日目:涸沢ー奥穂ー北穂ー横尾or徳沢テント泊 3日目:下山、温泉 4日目:帰洛 の予定であ…

東浅井詰所

東本願寺や西本願寺周辺に多くある詰所のひとつ。その名の通り元は滋賀県東浅井郡(”あさい”ではなく”あざい”と読む)の信者さんのために建てられた宿屋である。 前に紹介した伊香詰所がビルに立て替えたのに比べて、こちらは昔のまま。一般客を呼び込もうと…

カンボジア帰国報告会・アンコールクッキー

KSENの代表川本さん、副代表植木さん、運営委員伊藤さんが8月下旬にカンボジアに行ってこられたことの報告会があった。詳細は彼らのブログでご確認を。川本さんのブログ 植木さんのブログここではお土産に貰ったアンコールクッキーの話題を。 「カンボ…

東本願寺・御影堂御修復その2

屋根の隅には留蓋という瓦製の置物が。一般的にはいろんな形があるそうだが、東本願寺のは亀の形をしている。火災の時には亀が水を吐いてくれるということで、防火の意味を込めているらしい。パリのノートルダム寺院のキマイラを想い出させるものがある。 工…

東本願寺・御影堂御修復

2011年の親鸞聖人750回御遠忌に向けて、東本願寺御影堂が修復工事中であることは前に述べた。 前回のブログ記事 今回が内部見学できる最後の機会ということで参加した。 世界最大の木造建築を覆っている屋根には、17万枚の瓦が使われていて、破損しているも…

地蔵盆

京都の子どもたちにとって、地蔵盆は夏休み最後の楽しい行事である。子どもたちが主役であるため、この日ばかりは勉強せよとも言われず一日中遊ぶことができるのである(これが終わるといよいよ宿題のラストスパートだ)。 急に葬式が入ったからといって、お…

Do You KYOTO?

びっくり!エコ百選なるイベントが高島屋で開催されたので出かけてみた。Do You KYOTO?がデザインされたエコバックが欲しかったのだが、値段を聞いてびっくり、がっくり。小で7350円、大は16800円。信三郎帆布製だから高いのは覚悟していたが、余りにも、、…

上賀茂遊泳術講習所

上賀茂神社に隣接する京都ゴルフ倶楽部のコースの中に、古式泳法の水泳訓練所がある。このゴルフ場は戦後進駐軍が上賀茂神社の敷地内に造らせたのが始まりで、この遊泳術講習所はそれ以前から有ったので、結果的にゴルフコースの中にあると言うことになって…

友禅流し

鴨川を美しくする会主催の第39回鴨川納涼で友禅流しの実演があった。友禅の製作工程のひとつで余分な糊を水洗いするものであり、以前は京都だけでなく各地の川でよく見られた。最近では化学染料を使っているため川の汚染の心配があり、現在では川で流すこと…

粽(ちまき)

7月31日の夏越の祓いで1ヶ月にも及んだ祇園祭は幕を閉じた。 京都の家々の門(かど)にはこのような粽が飾られている。これは食べる粽が入っているのではなく、笹の上に「蘇民将来子孫也」と書かれた札がある。これはスサノオノミコトが難儀していたときに助…

看板

東本願寺近くの狭い道を歩いていたら、今は営業していない(であろう)一軒のお米屋さんがあった。入口にオールドファッションドの秤がおいてるところを見ると今でも現役か? 見上げれば、プラッシーの看板が。プラスチック製であるところを見ると少しは新し…

井戸・梨木神社

京都三名水とは、県井、醒ヶ井にここ染井をさすが、現在でも水を出し続けているのはここだけらしい(他は形を変えて復活したが)。 いつもはもっと多くの人が並んで水を汲んでいく。家庭でご飯を炊くのに使っているという人もいれば、喫茶店などでコーヒーを…

燕異聞

通勤の道すがら、ツバメの巣を見つけた。ツバメの季節はとうに過ぎているはずだが、巣の中には雛がいて親鳥がえさを運んでくる。雛も随分大きくなっているが、巣立ちはしないのかな? 季節感のセンサーが狂ってしまい、タイミングを逃してしまったのかもしれ…