大勢の人出で賑わう前祭りに比べて、落ち着いた風情を味わうことができると、後祭りを楽しみにしている人も多い。 長刀鉾など有名どころが23基出る前祭りと違い、後祭りは11基だけ。各山鉾が主人公なのも後祭りの特徴かもしれない。> 今年の山一番黒主山 祇…
降り蹲踞(オリツクバイ)は、町家の坪庭に設置されていることが多く、庭に降った雨水を溜めて、地面に浸透させる役割を担っている。一種の排水機能を兼ね備えているが、単なる設備ではなく、そこには坪庭の風情を壊さない仕掛けがいくつも施されている。 俵…
哲学の道霊鑑寺の横を俊寛鹿ケ谷山荘跡に向かってひたすら登って行った途中にあるお寺。 遠く眼下に真如堂の森が見えるから、だいぶん上ったことになる。檀家さんもお参りするのに大変だろう。
NZの先住民マオリ族系の選手だけで構成されたマオリ・オールブラックスvs日本代表の親善試合を見に、豊田スタジアムまで馳せ参じた。 本物のハカを見るのは、jrオールブラックスが来日した時以来なので、もう何十年も前のことかもしれない。 マオリ・オール…
永観堂の北側、哲学の道の南端を若王子山に向かって歩いていくと、住宅街の細い道を抜けて、同志社墓地への入り口にたどり着く。 ここからは山道になるので、学校法人同志社が用意してくれた竹杖が役に立つ。 途中にある京都市営若王子墓地の先、若王子山山…
ビルに囲まれた小さなお寺。 京都の街中では最近増えてきた光景であるが、まだ存在しているだけでありがたい。ひどいところではマンションの1階にお寺があり、もっとひどいところでは、お寺の土地を売って郊外に移転していく。 時代とは言え、悲しいものであ…
先月のこと。友人が企画してくれて、東京競馬場(府中)のVIPルームで競馬を観戦する機会に恵まれた。 そう、画面遠くに中央道が走っていて、右奥にサントリービール工場が見える、あの競馬場である。 8階の貴賓室に入るには、ドレスコードがあり、この記章…
今日は6月30日。1年の半分が過ぎた区切りの日である。 京都の神社では夏越の大祓いが行われ、半年の穢れを拭い、次の半年の無事を祈る儀式が行われることは前回書いた。今日、我が家に妻の友人が二人来られた。妻は「水無月」はお客さんが持ってこられると…
半年間の穢れを落とすために茅の輪をくぐる。左、右そして左と回る。 最近、茅の輪を設置する神社が増えてきたように思う。 これで、6月30日に水無月を食べれば、上半期も無事終了である。
古来、陰陽道では北東(艮)の方角は鬼が出入りする方角として、また対角線の南西は裏鬼門とも呼ばれ、ともに忌み嫌われていた。 この鬼門から鬼が入らないようにと、平安京では北東の守護として比叡山延暦寺が建立され、裏鬼門の守護には石清水八幡宮が当て…
掲示板の半分をイラストが占めるようになってきた。
竹間学区まち歩きで、横井家で話を聞いた。 「400年続いていると聞いたのですが、、、」という質問に対して、「いや300年です。」と、ご当主はこともなげに答えてくれた。いつの時代の絵図か聞き洩らしたが、「糸へん」関係の大店が軒を連ねていたようである…
時々お世話になっているまつ茂さんが、まさかの廃業とは。 京都の仕出し文化が徐々に衰退していきます。
5月に引き続き、地元竹間学区のまち歩きに参加した。 今回は烏丸通より西側で、室町通を中心に古い商家が多く残っている。 中でも誉勘商店は金襴を扱う大店で、堂々たる店構えである。 宝暦年間創業というから約270年以上続いている。現在のご当主で13代目と…
ありがとうございます
下立売通を西大路から少し東に入った場所にこのお寺がある。 今まで気が付かなかったが、蛤御門の変で京都中が火の粉に包まれたとき、六角獄舎に収監されていた罪人が逃げ出すのを恐れて斬首された人たちのお墓があると書いてある。 平野国臣や古高俊太郎以…
ネットの影響だろうか、最近では中心部を少しを離れた街中でも、行列のできる店がたくさん出てきた。 何の店か何を販売しているのかさっぱりわからないが、多分地元の人ではないだろう。 押小路通で行列ができる店と言えばマドラグだったが、珍しくこの日は…
京都御苑の松ともなると、倒れそうになっても簡単には倒されることはないようである。 立派な支柱が延命してくれている。九条池の南
ごく普通の住宅街の道路両側に、2本の石碑が立っている。 漢字と仮名で「撞木町廓入口」と刻んであるのが読み取れる。 伏見にあった小さな遊郭で、山科に隠棲していた大石内蔵助良雄が遊んだ場所として知られている。 歌舞伎の仮名手本忠臣蔵では、祇園の一…
そうかもしれない
だしの自販機を見たのは、山科の国道沿いに続いて2軒目である。 どんな種類のだしなのだろうか? 買う人はいるのだろうか? ここには以前、立派な町家があったのだが、、、。
石峰寺へ行く途中に立派なお地蔵さんの祠があり、その傍に茶碗子の井戸と呼ばれる井戸がある。 京都の名水の一つとのこと。「伝えによれば昔 都に住む茶人が、いつも宇治橋より、宇治川の水を汲ませて、茶の湯に用いていた。 ある時、使いの者が水を汲んでの…
深草の山手にあるこのお寺は、伊藤若冲が描いた絵を基に掘られた五百羅漢さんの石仏で有名である。 一般的な羅漢さんとは異なるユニークな石像が多く、言われてみれば若冲かもしれない⁉ 五百羅漢の撮影はNGだが、若冲のお墓はOKだった。 伊藤若冲家のお墓…
我がが我ががの「が」ではなく、 お蔭お蔭の「げ」で生きよという言葉をラジオで聞いたことを思い出した。
京都御所の西隣にある小さなお社だが、菅原道真誕生の地とされている。 菅原道真が産湯を使ったのがこの井戸とされている。 天神さんらしく、龍吐水ならぬ「牛吐水」である。
古来、陰陽道では北東(艮)の方角は鬼が出入りする方角として、また対角線の南西は裏鬼門とも呼ばれ、ともに忌み嫌われていた。 この鬼門から鬼が入らないようにと、平安京では北東の守護として比叡山延暦寺が建立され、裏鬼門の守護には石清水八幡宮が当て…
この神社は崩れた壁も長い間修復できないほどのありさまだったが、 今の神主になってから見違えったとの評判である。 それだけ経営意欲や手腕もあるのだろうが、少々やりすぎの感が、、、。お賽銭はあくまで「お志」であり、それに注文を付けるのは如何なも…
平易な言葉、語り口で本質をついてくる。 お寺にはない切り口かもしれない。
神護寺は、僕の最も好きなお寺の一つである。 高雄のバス停から急な石段を上ること20分で、風格ある山門に到着する。 毎年、5月1日から5日まで国宝6点を含む多くの寺宝が公開され、虫払いと呼ばれている。 教科書で習った源頼朝像や平重盛像の本物をガラス越…
平城京から平安京に遷都される間、10年間だけ都があったのが長岡京であることは、だいぶん知られるようになってきた。 古文書等でその存在は知られていたものの、発掘調査により位置が特定されたのは、昭和30年(1955年)というから最近の出来事である。 大…