京町家
今回の大雪は京都では15cm積もったといわれているが、我が家では多分20㎝以上であった。 清少納言は御簾を上げて香炉峰の雪を中宮定子に見せたと言われているが、我が家では御簾の代わりに雪見障子が活躍している。 硝子戸の向こう側はこのような雪景色であ…
都心のビル街に取り残されたように佇んでいる京町家。 看板にはくみひもとあるが、 横に回るとこの様な看板跡(?)が見える。 元の姿は何だったのか、あるいは表の扁額の「芳巌」と同じ店なのか、想像してみるのも面白い。
東福寺や嵐山に比ぶべくもないが、松の緑に映えてこれ1本でも十分きれいである。以下は以前撮影した写真 雨で一気に落葉したので、これはこれできれいだが、後の掃除が大変である。 玄関を入ったところの延べ段
京都の人なら、子どもの時にきっと食べたことのあるはず、西村衛生ボーロ。 お店の前を通ると甘い香りが漂ってくる。 北隣はオーナーの住まいだが、何やら無粋な看板が立っていた。 残念ながらここもマンションになってしまうようである。4年前の新日本風土…
先月19日に、庭の降り蹲がほとんど水没しそうな大雨が降った。 京都市中京区は、1時間に90mmという記録的な雨が降り、「記録的短時間大雨情報」が発表されたほど。「] 普段はこの様に穏やかな表情を見せている。地球温暖化は嘘だという人たちがいるようだが…
古来、陰陽道では北東(艮)の方角は鬼が出入りする方角として、また対角線の南西は裏鬼門とも呼ばれ、ともに忌み嫌われていた。この鬼門から鬼が入らないようにと、平安京では北東の守護として比叡山延暦寺が建立され、裏鬼門の守護には石清水八幡宮が当て…
我が家の表庭に植わっているもみじが、秋でもないのに紅葉している。 高塀越しに通りからも見ることが出来る。 この木は秋にも紅葉するのだが、何という種類なのだろうか? いわゆるイロハモミジとは違うのかもしれない。
「世界屈指の文化芸術都市・京都を舞台に開催される、日本では数少ない国際的な写真祭(パンフレットより)」であるKYOTO GRAPHIE。田の字地区を中心に、13会場で開かれている。今年は10周年だそうだ。 ここ旧川崎家住宅はインフォメーション町家として本部…
魔除けの風習は全国各地にあると思うが、特に京都にはその種類が多いように感じている。 屋根の上には鍾馗さん 玄関先には長刀鉾の粽と複数のお札が貼られている。 よく見ると比叡山横川中堂にある元三大師堂の角大師である。 こちらは別の民家であるが、お…
冷泉家はじめ他の旧家を見習って(単に行動が鈍いだけだが)、旧暦で飾っている(今年は4月3日が旧暦の3月3日にあたる)。写真は昨年撮影の物。 箱書きに文政3年とあるから、多分江戸末期、今から200年前のお雛様 それから50年後、多分明治初期のお雛様…
仁風庵はブライトンホテルの北側に位置する立派な京町家である。普段は非公開だが、3月3日、4日限定で今年初めて雛飾りを展示された。 御殿の奥に座っているのは初めて見た。名古屋で多い仕様と聞いた。 お店は室町にあるので、祇園祭の時は屏風祭りとし…
「江戸時代から現代までのさまざまな雛人形が勢揃い」というキャッチコピーに惹かれて、「平野の家 わざ 永々棟」の特別公開に出かけてきた。 2階に飾られていた享保雛や古今雛など古いものは残念ながら撮影禁止だったが、1階玄関を入ったところには現代(…
今月は、14日と21日に雪が降った(中京区で14cmの積雪)ので、写真をランダムにアップしてみた。
雪見障子とはなかなか風情のあるネーミングである。 清少納言は簾を上げて香炉峰の雪を看たらしいが、我が家では障子を上げる!? 障子戸を開ければこの様な光景が、、、。 備忘録を見ると、5年前の1月14日も雪だった。京都はこの時期が一番寒いのかもしれない…
雨に濡れたもみじ葉はしっとりとして美しく、枯れる前に最後の輝きを放っているようにも見える。
先日まではためいていた 売り出しの幟 はすでになかった。 どうやら1億6千万円の物件が売れたようである。 この間1か月ほどだったと思うが、誰が買ったのだろうか?新聞によると、京都の不動産は世界的に見れば割安でお買い得とのこと。 中国人か欧米人か、…
街中に残る立派な京町家。 売り出しではなく、テナント募集とあるから、現状のまま(少なくとも外観は)活用するということだろう。願わくば、このまま存続してほしい。 いまどき、ばったん(ばったり)床几が残っているのはかなり貴重である。これだけでも…
地下鉄丸太町駅徒歩5分、京都御所徒歩1分。ただいま売り出し中。 最近の販売は紙ではなく、こんなものを駆使していると初めて知った。 スマホをかざしてみると、1億6千万円と表示された。面積等詳しく知りたい方は、現地まで。
京都の町家には、出窓風のショーウィンドーとも呼ぶべき空間を持っているところが多い。 その中でも特に商売とは関係なさそうなものに注目してみる 初めて通った道沿いに、思いがけない発見があった。
あけましておめでとうございます。 令和3年 穏やかな正月を迎えることができました。藤野家住宅のホームページを開設しました。 https://fujinoke.kyoto/典型的な大塀造りの京町家の秀作として国の登録有形文化財に指定されている藤野家住宅を維持・保存し…
仁和寺の周辺は大きなお屋敷が連なっていて、高級住宅街として知られている。仁和寺と双ヶ岡に挟まれた地に、数寄屋造りのお屋敷が佇んでいる。 website では所有者の変遷は明らかでないとあるが、現在はある製材所が所有している。 この一枚板の座敷机に映…
気付かないうちに立冬が過ぎてしまった。
清水寺にほど近い裏通りを歩いていたら、真新しい3棟の町家建築に出会うことができた。 恐らくゲストハウスだと思うが(ダイヤル式の鍵が付いていた)、出格子にすだれ、おまけにエアコンの室外機をカバーしてあるのも奥床しい。 北東の角を鬼門除け風にし…
京町家に限らず、昔の家は収納スペースが少ない。 階段の下を利用したこの工夫はなかなか優れもので、先人の知恵を感じることができる。
古今和歌集の藤原敏行の詠んだ、あまりにも有名な歌であるが、いまだ「風の音」すら聞こえてこない猛暑日が続いている。 我が家では、旧暦の季節に合わせてお軸を掛けているが、季節感とのずれはいかんともしがたい。
妻の実家に眠っていた五月人形を今年初めて飾ってみた。兜は行方知れずのため、息子が生まれた時にプレゼントされた団地サイズの大将さんを真ん中に配置した。 妻の父親が生まれた時に買ってもらったものらしく、110年以上経っている。 こちらは鷹匠か。 馬…
昨年の「京の夏の旅」で訪れた写真を今頃アップする。 京都市観光協会のパンフレット参照:同じ「町家」でも、杉本家住宅・吉田家住宅は商売をしていた商家の造りである「表屋造」、藤野家住宅は住居として建てられた「大塀造」。それぞれの特徴があります!…
文化元年(1804)創業というから200年以上この地で商売をしていることになる。 この暖簾をくぐって 店内に入ると、いかにも昔ながらの和菓子店という趣がある。 今年の正月のお菓子は、こちらで誂えた。 地下鉄駅徒歩1分、都心の一等地に広大な敷地を有して…
いよいよ9月1日から特別公開が始まった。何しろ初めてのことなので、予想外のことが多く片付けなど事前準備に大いに手間取った。 それでも初日は日曜日ということもあり多くの人にご来場いただくことができた。 SKYのボランティアガイドさんが4名張り付いて…
第44回」京の夏の旅は7月から行われているが、我が家の初公開がいよいよ10日後に迫ってきた。京都新聞で大きく取り上げていただいたので、いろんな人からメールや電話があり、その反響の大きさに驚いている。この行事は京都市観光協会主催であり、我が家はそ…