2010-02-01から1ヶ月間の記事一覧

押し絵・京文庫

京文庫というのをご存知だろうか? お針箱の一種で、針など小物を入れておくかわいらしい箱である。 紙で箱を作り、絹や縮緬で細工が施してある。小さな箱の中には、さらに小さなはこがはめ込んである。昔は女性が挙って買い集めたものらしいが、現在では需…

新玉津島神社

街なかにある小さな神社である。 平安時代に歌人として名高い藤原俊成が勧請したことに始まるとあり、 江戸時代に源氏物語の解説書を書いた北村季吟が宮司を務めたことでも知られ、 そのせいか和歌や文筆の上達を願う人の信仰が厚いという。

新門前通

新門前通りは、東大路通り(僕の小さい頃は東山通りといっていたはずだが、いつの頃からこの呼び名になったか?)から縄手通りまでを東西に走っている500mばかりの道である。その名の通り、知恩院の門の前の道という意味だが、知恩院の三門に行くには知恩院…

日本最初の市街電車・始点と終点

日本で一番最初に市街電車が走ったのは京都であるということは、よく知られている。明治になって都が東京に移り(いまでも古老は、天子様がちょっとだけ東京に行ってはるだけと信じている?)、寂れた京都の復興のためさまざまな事業が行われた。琵琶湖から…

地塩寮

京都大学YMCA会館とあり、地塩寮という名前も頷ける。インターネットによれば、現在はキリスト教の信者や京大生でなくても入寮できるらしい。これもヴォーリスの作品である。

ばらずし・とり松

先月のことであるが、大丸京都店で、京の味めぐり・技くらべ展が 行われていた。辻和金物の実演など有名老舗どころだけでなく、 京都市外の山城、丹波、丹後の品物もたくさん出品されていた。 初めて見るものも多く、予定外の買い物もしてしまった。 この店…

節分のおばけ

京都では節分に、男女が着飾って(趣向を凝らして、今で言う仮装)遊ぶという風習が残っている。花街が主だが、室町などの商家でも残っていると聞く(事実、素人と思しき一団が、けったいな格好をして歩いているのを見たことがある)。 これはstar warsの格…

土佐藩邸跡

高瀬川に面したこの辺りは、土佐藩邸があった場所である。NHKの大河ドラマで龍馬が取り上げられているが 坂本龍馬や中岡慎太郎もこの屋敷に出入りし、一帯を歩いていたに違いない。 若者で賑わい乱雑なイメージのあるこの木屋町通りをきれいにしようと、 こ…