美術館・博物館

【番外】早稲田大学歴史館

早稲田大学歴史館で開かれている「資料に刻まれた早稲田の歴史」展に出かけてきた。 昨年1年間に寄贈された資料のお披露目みたいな展示で、28人が何らかの資料を寄贈していた。 僕もその内の一人だが他の人の重厚な資料と比べると恥ずかしいものである。 事…

安珠写真展 Invisible Kyoto ―目に見えぬ平安京

招待券をいただいたので、初めて「美術館・えき」を訪ねてみた。 「京都の源流である平安京の人々は、見えない世界を信じ、平和を願ってきました。写真家・安珠が伝承されている物語をもとに写真で表現した作品から、千年以上前の日本人が持っていた想像力と…

因幡堂平等寺展

西本願寺前の龍谷ミュージアムで開かれていた因幡堂平等寺展に出かけた。 さして期待はしていなかったのだが、本尊薬師如来像を始め多くの仏様を拝むことができ、予想に反して見ごたえのある展示であった。 真言宗のお寺の展示会を西本願寺系列の博物館で行…

学校歴史博物館・企画展

[明治維新で都が江戸に移り、町が寂れていくことを憂いた京都の町衆が、人材を育成して町を復興させようと、明治2年に各々の地域に小学校を設立した。その数なんと64校、全体を称して「番組小学校」と呼ぶ。松本の開智小学校が日本で最初の小学校(明治6年創…

島原・角屋

置屋さんから芸舞妓を呼んで宴会を催す場所を祇園ではお茶屋と呼ぶが、ここ島原では揚屋と呼んでいる。現存する唯一の揚屋建築である角屋も廃業し、現在では角屋おもてなしの美術館となっている。幕末には久坂瑞や西郷隆盛もたびたび訪れているし、壬生の屯…

MOA美術館

熱海で大学のクラス会があったので、折角だからMOA美術館を訪ねた。エスカレーターを何回か乗り換えて初めて受付にたどり着く。この館には国宝3点、重要文化財66点はじめ3500点を所蔵しているというから驚きである。 3点の国宝のうち、野々村仁清の茶壺…

花園大学歴史博物館

今年は釈宗演という偉いお坊さんの100年遠諱(100回忌)にあたり、 この様な企画展が行われている(12月8日まで)。円覚寺派の管長や臨済宗大学の学長も務めた「近代の傑僧として名高い」らしいが、 悲しいかな浅学非才の身には全く知らなかった人物である。…

「1968年」無数の問いの噴出の時代

東京へ行くのは年に1,2回くらいなので、その時はここぞとばかりに 美術館や博物館を訪れたり、友人たちと旧交を温めることにしている。 特に今回は、サラリーマン最初の上司のお通夜に参列と言う出来事もあった。 今回は、千葉県佐倉市まで足を伸ばし、国立…

国宝展

開館120周年の京都国立博物館で開催されている国宝展。 「ぜんぶ国宝、純度100%」という浮ついたキャッチコピーはいかがなものかと思いながら、 平日の午後に出かけた。2年前に開催された琳派展では1時間ほど並んだが、 今回は特に並ぶこともなくスムーズ…

オルセー美術館リマスターアート展

「自画像」(ゴッホ)オルセー駅を改装して美術館としたのが1986年と言うからそれ程歴史は古くない。 印象派を数多く所蔵し、パリではルーブルに次いで有名だと個人的には思っている。その所蔵品を3年かけて日本人がレプリカを作成した。 世界で唯一オルセ…

大谷大学博物館

「古文書が語る人々の暮らし」と題する展示会を訪れた。 大谷大学の中にある大谷大学博物館が会場で、 京都の中心部の3町内に残る江戸時代の古文書の展示が中心である。展示を見ると、その頃から町内の結束は固く、自治も機能していたことが良く分かる。 15…

奈良県立美術館

奈良市である行政の委員会に出席した後、 昼食を摂るべく奈良県庁の食堂に出かけたが、 あいにく改修中で断念。ふと通りがかりの看板に魅かれて、隣接する奈良県立美術館を訪れた。展示作品に魅かれたのは事実だが、決め手となったのは 右下「65歳以上無料」…

春画展その2

あいも変わらずどころか、日増しに行列が長くなっている。 日曜午前10時

春画展・細見美術館

日曜日の午前10時前。 この行列は何ごとぞと思い、表に回ってみて納得した。東京で好評だった永青文庫の春画展である。数えてみたわけではないが、並んでいるのは女性の方が多い気がした。

疎水記念館・蹴上発電所

明治23(1890)年に、に日本最初の事業用水力発電所として発電を開始した この蹴上発電所であるが、驚くべきことに今も現役で動いている。 京都市内の需要の1%程度を担っているらしい。こちらはその発電所を動かす水を運んでいる琵琶湖疏水の出口の一つ。疎…

芸術の秋その4・大山崎山荘美術館

大山崎山荘美術館は、 実業家加賀正太郎が別荘として建て、彼の死後はアサヒビールが管理している。天下分け目の戦いのあった天王山の中腹に位置し、 このアーチをくぐって中に入って行く。改修工事中で建物の全容が見られないのは残念である。有名なモネの…

芸術の秋その3・細見美術館

今年は琳派400年と言うことで、各地の美術館では色んな催しが行われている。 琳派の作品を多く所蔵していることで知られる細見美術館では、 尾形乾山をやっていた。五客のお皿などはすぐにでも料理に使えそうだが、 多分お宝過ぎて誰も使わないかもしれない!…

琳派展

本阿弥光悦が徳川家康より鷹峯の地を拝領し、芸術村を作ってから400年と言うことで、 いま京都は琳派ブームである(今年の京都検定2級の公開テーマは琳派である)。京都国立博物館では特別展として「琳派京を彩る」が開催中である。 27日から来月8日までは、…

琳派古今展

細見美術館は小さいながら、琳派の蒐集が多いことで知られている。 今年は、本阿弥光悦が徳川家康から鷹峯の地を拝領し移り住んでから400年と言うことで、 琳派400年として京都ではいろんなイベントが開かれている。 この展覧会は、京都の現代作家3名が、 琳…

菓子資料館

俵屋吉富が建てた資料館で、お菓子の歴史や 品評会で賞をとった糖芸菓子などが陳列されている。「雲龍」と一緒にお茶をいただくこともできる。

竹内栖鳳展

既に今月初めに終了しているが、 京都市美術館での竹内栖鳳展について。 右から2番目の垂れ幕が「絵になる最初」。その左は上村松園。金獅子をはじめライオンを描いたものも多数展示されていたが、 個人的には「おぼろ月」が好きである。 狐がおぼろ月を眺め…

虎屋ギャラリー

羊羹で有名な虎屋は東京だと思われがちだが、創業の地は京都である。 京都御所西隣の現京都店には茶寮が併設されていることは知られているが、 その横のギャラリーは余り知られていないようである。 今回は、伊藤若冲、酒井包一、菱川師宣など誰でも知ってい…

承天閣美術館・會津八一の世界

承天閣美術館で開かれている會津八一の世界展へ出かけた。 この日は「會津八一の美学」と題する特別講演があり、それの聴講も兼ねていた。 この歌は僕の好きな歌のひとつである。 学生時代(法学部文学科?)に属していたサークルで、 八一(当時は會津先生…

承天閣美術館・若冲展

相国寺境内にある宗務本所の右手の門をくぐると、 石畳の道が続き、その奥に承天閣美術館がある。 このときは伊藤若冲特別展をやっていた。看板にあるような極彩色の絵(釈迦・文殊・普賢三尊像)だけではなく、 若冲が描いた金閣寺の襖絵(鹿苑寺大書院旧障…

何必館・村上華岳展

先月のことであるが、展示期間終了目前に訪れた。 「何んぞ必ずしも」に由来する名前を冠した何必館は 祇園の繁華街にある小さな美術館だが、 館長(梶川芳友さん)が村上華岳の作品を収蔵展示するために創立したと聞く。 なんでも20代のときにこの太子樹…

国立京都博物館・陽明文庫名宝展

藤原鎌足を祖とする近衛家の名宝を集めた展覧会である。 平日の午後にもかかわらず、入場まで15分待たされた。 地味な展示物(藤原道長の御堂関白記など国宝も多数展示されているが、主には日記などの書である)なのにこれほどの行列ができるとは驚いた。 N…

中信美術館

石本正作品展を開催中の中信美術館に行ってきた。 京都府庁の西側にある京都中央信用金庫が所有する小さな美術館である。 この舞妓の絵をはじめ約20点が展示されていたが、製作年がいづれも 2011年となっていたのに驚いた。聞けば今年度の作品はこれ以外にも…

細見美術館

ここが展示室への入口岡崎のみやこめっせでのシンポジウム(東ちづるさんと一緒にパネルに出演した)の帰りに、 斜め向かいの細見美術館を訪ねた。 入口でチケットを買おうかなと思案していたら、後ろから肩を叩かれた。 振り返ると初老の婦人が、「無料招待…

京都国際マンガミュージアム・火の鳥

巨大な漫画喫茶というなかれ。漫画はいまや「マンガ」であり「manga」である。世界のアニメファンにとって、ここは聖地であると聞いたことがある。現に来館者のうち2割近くを外国からのお客さんが占めるらしい。「京都の人が羨ましい」という記事がネット上…

京都国立近代美術館

国立近代美術館4階の常設展示場(この常設展の内容が凄い。松園さんはもとより竹内栖鳳、橋本関雪、今尾景年等錚々たる作家の作品がある)からの眺めである。平安神宮の大鳥居の向うには京都市美術館が。その向うの山並みが東山三十六峰で、大文字は丁度鳥居…