2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧

対馬宗氏屋敷跡・桂小五郎寓居跡

最近京都に移ってきた人の曰く、「京都はどこを歩いてもたくさんの石碑に出会う」と。この場所も例外に漏れず、江戸時代の対馬宗氏の屋敷跡である。 この案内板には、この地の平安時代からの変遷が書かれている。 桂小五郎もこの屋敷をしばしば利用していた…

皇室の名宝展

宮内庁三の丸尚蔵館収蔵品を中心に展示されている中で、有名な伊藤若冲の「動植綵絵」図は見どころがあったが、30点のうち4点(前後期併せて8点)しか展示されていなかった。他に円山応挙は1点のみ。「春日権現験記絵」や「蒙古襲来絵詞」などの絵巻物も面白…

西ノ京原町

古来陰陽道では、北東(艮)の方角は鬼が出入りする方角として、また対角線の南西は裏鬼門とも呼ばれ、ともに忌み嫌われていた。鬼門から鬼が入らないようにと、平安京では北東の守護として比叡山延暦寺が建立され、裏鬼門には石清水八幡宮が当てられた。 庶…

泉龍寺Sep'20

このお寺は榎本栄一という仏教詩人(こういう呼称があるとは知らなかった)を取り上げることが多いが、僕には少し難しいかもしれない!?

Bazaar Cafe

京都で10数か所に残っているヴォーリス建築の一つ、バザールカフェ。1932年の建立である。 久し振りに訪れてみたら、隣りが空き地になっていて全容が良く見えるようになっていた。隣にはマンションが建つようだが、ここはそうならないで残ってほしいと願って…

市五郎大明神・御土居

西大路通りの一本東の通りを歩いていたら、このような鳥居を見かけたので参拝した。 鳥居の奥に社殿がありその向こうはこんもりとした森がある。 よくある鎮守の森かと思ったが、あに図らんや御土居の一部が残っていたのである。 御土居の上は特に整備された…

天性寺Oct'20

今月は良寛さん。 季節が溢れている掲示板である。

那須岳・三斗小屋温泉

10月中旬、北関東の那須岳に登ってきた。 那須岳とは、活火山の茶臼岳や朝日岳など一帯の山々の総称であり、那須連山と呼んだほうがいいかもしれない魅力的な山塊である。 同行したのはニュージランドトレッキングに行った仲間に加え、現地で知り合ったSさ…

平野上柳町

古来陰陽道では、北東(艮)の方角は鬼が出入りする方角として、また対角線の南西は裏鬼門とも呼ばれ、ともに忌み嫌われていた。鬼門から鬼が入らないようにと、平安京では北東の守護として比叡山延暦寺が建立され、裏鬼門には石清水八幡宮が当てられた。 庶…

立冬

気付かないうちに立冬が過ぎてしまった。

新築京町家・五条坂

清水寺にほど近い裏通りを歩いていたら、真新しい3棟の町家建築に出会うことができた。 恐らくゲストハウスだと思うが(ダイヤル式の鍵が付いていた)、出格子にすだれ、おまけにエアコンの室外機をカバーしてあるのも奥床しい。 北東の角を鬼門除け風にし…

池大雅・木島櫻谷展

少し前のことになるが、チケットを頂戴したので京都文化博物館で開かれていた池大雅・木島櫻谷展に出かけてみた。 もちろん二人の合同展ではなく、それぞれ異なるフロアでの展覧会であった。 池大雅は江戸時代の文人画家として知られるが、その妻玉瀾は時代…

箱階段

京町家に限らず、昔の家は収納スペースが少ない。 階段の下を利用したこの工夫はなかなか優れもので、先人の知恵を感じることができる。

松風天満宮

知恩院の華頂通りに面し、辺り一帯には浄土宗宗務庁や塔頭が立ち並ぶ中にこの天満宮がある。とはいえここは神社ではなくれっきとした浄土宗の松風院というお寺である。 恐らく明治初めに神仏分離令が出された後でも、秘かに抵抗していた名残ではなかろうか?…