2010-01-01から1年間の記事一覧

顔見世2010

本来の芸とは別のところで何かと話題の多かった今年の顔見世ではある。この写真は12月初めに撮ったもので、件の役者のまねきはまだ上ったままである(この2日後に下ろされたそうな。またプログラムも全部刷り変えたらしい。大変な出費である)。 この白い割…

全国高校駅伝

冬の京都のスポーツといえば駅伝である。1月には都道府県対抗女子駅伝があるが(今年の京都チームは超豪華メンバーである)、その前に高校駅伝がある。いつもは自宅付近で見るが、今回は用事もあったので烏丸紫明交差点で見た。2区の終盤、残り100mで3区…

長講堂dec2010

今原町家

今原町家は堀川下長者町西入る一筋目上がる(正式な住所で言うと、葭屋町通下長者町上る)にある町家で、土日だけNPO法人が管理している。もとは組み紐屋さんである。その町家で近隣の老舗の食材屋さんを巡り、その後その食材を使った昼食を食べさせてくれる…

佛光寺dec2010

こちらはいつもの通り、仏教の「教え」or「導き」の要素が強く滲み出ている。

扇塚

京扇子として名高い扇子は、かつてここ五條大橋西詰めにあった時宗の新善光寺の御影堂扇が有名で、この界隈には扇子屋や扇子職人が多かったので(いまでも点在している)、ここに扇塚が作られた。 こちらの扇塚は新京極にある誓願寺の境内にあり、舞踊家が芸…

憶念寺DEC2010

ここは従来の仏教の概念に囚われない考え方をお持ちのようである。

餅は餅屋

京都では、自分のところで和菓子を作って販売するこのような和菓子屋さんが町中いたるところにある。どれくらいあるのかネットで調べたところ、驚いたことに組合だけでもこんなにあった。 時節柄「餅は餅屋」がはためいている。「餅屋は餅屋」というのが正し…

寂光寺

東大路通仁王門を西に入ったところに寂光寺はある。囲碁を嗜む人ならみんな知っているであろう本因坊はここから生れたのである。囲碁の名手であった2世日海が本因坊算砂と名乗ったのが始まりで、通称囲碁本因坊の寺として知られる。門前には「碁道名人第一世…

心光院dec2010

岩倉にある浄土宗のお寺である。

ゼスト御池・クリスマスイルミネーション

地下鉄市役所前駅にあるゼスト御池地下街のかわいらしい電飾である。この地下街は繁華街と直結していない所為か、営業は芳しくないようである。例によって天下り役人が経営トップだと工夫が足りないのかなと思っていたら、こんなこともやってくれるようにな…

京都国立近代美術館

国立近代美術館4階の常設展示場(この常設展の内容が凄い。松園さんはもとより竹内栖鳳、橋本関雪、今尾景年等錚々たる作家の作品がある)からの眺めである。平安神宮の大鳥居の向うには京都市美術館が。その向うの山並みが東山三十六峰で、大文字は丁度鳥居…

京都国立近代美術館・上村松園展

松園さんの展覧会はいままで京都市美術館や松柏美術館、高島屋(大丸?)での展覧会などで何度も見ているが、今回は多くの作品が各地から集められたようである。ご近所の誼で?見なくてはと思い岡崎公園まで出かけてみた。国立近代美術館はいつになく気合が…

京都市学校歴史博物館2

京都市交通局のこのカードはいろんな図柄があり密かに気に入っている。もっとも一番気に入っているのは3000円で3300円使えるというディスカウント率である。特に使用期限も無いので、京都によく来るみなさんは使えばいいと思う。地下鉄と市バスを乗り継げば…

紅葉真っ盛り

今年の京都の紅葉は何年かぶりの見事さであったようで、どの名所も大変な人出であった。 そんな中、ひときわ見事であったのがこの町家のこの盆栽であった!?麩屋町通高辻下るのこのお家はいつも何かしらが小ぎれいに飾られていて、住んでいる人の奥ゆかしさと…

島原

京都には五つの花街があることはこのブログでも 何回か取り上げたが、それらより格調高いのがこの島原である。江戸の吉原と並ぶ花街で、いまでも太夫がいる(4〜5名)。他の花街はそれなりに隆盛をきわめているが、島原にはお茶屋として営業しているところは…

パネル展・幕末を活きた人物伝

幕末を「活きた」108人がひとりづつ解説付きでパネルに収められ展示されている。 場所は京都駅空中経路の長い廊下に飾られている。こちら京都劇場の上の烏丸広場のエスカレーターで上がる方法もあるが、一般的には大階段のほうから入る人が多いようである。 …

名古屋・きしめん

旅行というほどたいそうなものではないが、運営委員としてボランティアで関わっているパートナーシップ大賞の審査会や打ち合わせで、年に5,6回名古屋に行っている。午後から始まることが多いので、食事はたいてい新幹線ホームのきしめんを食べるのを楽しみに…

佛光寺nov2010

京都駅・イルミネーション

京都駅ビル大階段の前には巨大なクリスマスイルミネーションがはや出現した。 反対の烏丸広場にもそれなりのイルミネーションが。 京都駅前ではAqua fantagyと称する水のイルミネーションが登場。 先の土曜日に舞鶴へ講演に行ったが、京都駅は大混雑していた…

五條楽園

京都には五花街があるというのはつとに有名ではあるが、それ以外にも歌舞練場を持っている花街がある。それが五條楽園である。このようにいまでも多くのお茶屋さんが残っているが、六花街とならないのは、それなりの理由がある。今月に入って全てのお茶屋が…

赤松小三郎遭難の地

東洞院通魚棚を下ったところにこの碑がポツンと建っている。慶応三年九月三日にこの地で暗殺され、その記念として出身地の信濃上田の人たちが建てたとある。どういう人物かは知らなかったのでネットで調べたところ、上田には赤松小三郎顕彰会なるものまであ…

堂本印象美術館

衣笠山の麓、立命館大学の北隣におよそ近隣の落ち着いた風情とは調和しない建物が建っている。明治生まれの印象だが、後年は具象画から抽象画へ転身した。それを象徴するような建物であり、もちろん生前に印象が外壁を設計した。美術館の前には衣笠山を巻く…

彦根藩邸跡

高瀬川に面して広大な屋敷があったとは思えないほど、ごちゃごちゃした木屋町沿いに石碑が建っている。このすぐ南には土佐藩邸跡に旧立誠小学校が建っている。攘夷派の彦根藩と尊皇派の土佐藩が接近して在ったということは、この付近を村山たか女が探索して…

ひと・アート・まち滋賀2

商店街の一角で子どもたちが店を開いていた。販売する商品は共同作業所で作られたものが多いが、その売り方や集客の仕方、POP作成、役割分担などは事前にワークショップを開いて喧々諤々で決めていた。無料の綿菓子(これが集客方法のひとつ)に釣られて…

ひと・アート・まち滋賀2

商店街の一角で子どもたちが店を開いていた。販売する商品は共同作業所で作られたものが多いが、その売り方や集客の仕方、POP作成、役割分担などは事前にワークショップを開いて喧々諤々で決めていた。無料の綿菓子(これが集客方法のひとつ)に釣られて…

ひと・アート・まち滋賀

先月のことであるが、近畿労働金庫が主催するひと・アート・まち滋賀が草津であったので見に行ってきた。会場は旧東海道の本陣跡を中心にして発展した商店街一帯であるが、駅反対側が栄えたためご他聞に洩れず苦戦している。障害者の作品をいろいろな商店な…

等持院・その3

このお茶室清漣亭は足利義政好みと伝えられる。 庭師の企図であろうか、蹲も半分だけ苔に覆われている。「此の灯籠は等持院形として有名です」と立て札に書いてあるが、なにもそこまで書かなくてもいいのではないか。単に等持院形灯篭とだけ記せばいいのにと…

旧東海道線山科駅跡

京都ー大津間は明治12年に鉄道が開通し、その途中に山科駅が作られた。その当時は東山の下にトンネルを掘る技術がなかったのか、東山、稲荷山を迂回して線路が敷設された。その後大正10年に現在の東海道線が開設されるまで、山科駅はこの場所にあった。 稲荷…

等持院・その2

等持院はまた池泉回遊式の庭も知られている。開祖夢窓疎石作の芙蓉池の中でも、心字池は中国神仙思想に基く三神仙島をかたどった池庭であるらしいが、よく分からない。俯瞰すればもっと具体的に分かるのであろうか。 借景は衣笠山のはずだが、現代では立命館…