アートな現場
相国寺が若冲をたくさん持っているのはよく知られているが、応挙も結構所持しているところを見ると、やはり裕福なお寺さんであることが分かる。山外塔頭に金閣寺、銀閣寺という優等生を抱えているのが影響しているのかもしれない。
ご近所さんで呉服を商っていたお宅があり、昨年丸亀市立資料館で展示されたコレクションを見せていただく機会があった。初代のまな娘が袖を通した着物を中心に、当時の京都の最高技術を駆使した京友禅の数々を拝見した。 戦前に芦屋のお嬢様の結婚衣装として…
長野のK君が京都に来て、「禅とジブリ」展を見たいというので、初日に出かけた。話題になった「君たちはどう生きるか」の世界で、「禅」に触れる展覧会という触れ込みだったが、そもそもその映画をみていなかったせいもあるがなかなか難解で、周りの観客か…
烏丸二条の狭い空き地(以前は花屋だった)を活用して、このような自販機が立ち並んだのは、1,2年前のことだったように覚えている。 すべて英語表示だが、買ったことがないので中身は何か分からない。 その当時は面白いことを考えるものだと感じたが、最近に…
一見普通の空き地のようだが、よくみると禅寺のお庭のように砂紋が引かれている。 真ん中には何やら石柱のようなものが、、、。確か以前は駐車場として使っていたように記憶しているが、なにせ丸太町通に面して向かいは京都御所。 一坪何百万円の土地柄だか…
7月17日は祇園祭前祭り巡行の日である。 招待券をいただいたので、市役所前の観覧席で見物した。 ただし、北側の席だったので遮るものもなく、直射日光をまともに浴び、さながら修行の場にいるようであった(後ろの人の邪魔になるので日傘は禁止)。この日は…
椿の季節が去り、モッコウバラが盛りに。 近くではコデマリも咲きだした。次は何で楽しませてくれるのだろうか?
陰暦2月15日はお釈迦さんの亡くなった日とされ、多くのお寺で涅槃会が行われる。 その時に掲げられるのが涅槃図だが、今年は、特に巨大な涅槃図が3ケ寺で一般公開されたので、春の一日駆け足で巡った。 最初は東福寺。画僧である明兆の作になる大涅槃図が本…
宗教施設なので普段は非公開だが、10年程前に特別公開を始めた時は話題になり来訪者が多かった。コロナ期の休止期間を経て昨年から完全予約制で復活した。1時間単位の募集なので、広大な敷地に人影はまばらで落ち着いて桜見物をすることができた。京都市内の…
何度も参拝している北野天満宮であるが、織部燈篭を見たのは初めてである。なんでも境内には一基しかないとか。 キリシタンであった古田織部好みと言われ、下部にマリアさんらしき像が彫られているのが特徴である。 我が家のお庭にも降り蹲踞の奥に織部燈篭…
2月25日の梅花祭を過ぎたとはいえ、北野天満宮では梅が見ごろであった。 今回訪れた目的は、蜷川実花 with EiMが手がける「KYOTO NIPPON FESTIVAL 2026 -時をこえ、華ひらく庭-」を観賞すること。梅苑の木々に吊り下げられた1,000本以上のクリスタルが、季節…
旧暦3月3日(今年は4月19日)が近づいてきたので、重い腰を上げて雛飾りをした。 向かって右の男雛と女雛は、箱書きに文政3年とあり、江戸末期のものと思われる。 左側のそれは多分明治初年だろう。 こちらは最近倉庫で見つけたお雛さまで、上の二つよりなお…
京セラ美術館のコレクションルームは、自館で所蔵している作品を季節ごとに展示している、いわゆる常設展の一種である。今回は桃の節句に合わせた展示で、人形作家大木平蔵の五世から七世の作品と、所蔵品を四季ごとに分けて展示していた。副題は絵画と共に…
京都の町家には、出窓風のショーウィンドーとも呼ぶべき空間を持っているところが多い。 その中でも特に商売とは関係なさそうなものに注目してみる。 作者名が表札と同じなので、自作の句集だろうか? 今の時期に相応しいタイトルだが、飾られている花は残念…
先月上旬まだ松が開けない時に、友人H君夫妻と嵐山の福田美術館に訪れた。 折よく「上村松園と美人画の軌跡」と題する特別展を開催中で、多くの観覧者で賑わっていた。 今まで松園さんの絵は数多く見てきたが、この特別展では初見のものが多く有難いことに…
先月のことだが、京都市京セラ美術館で開催された創画展を観賞しに出かけた。 いずれも大作ぞろいである。 クラウドファンディングの返礼品として扇子に絵を描いていただいた小田画伯の大作。 目に留まった何点かの作品をカメラに収めた。 今年亡くなった上…
京町家を利用して音楽会が開かれたので出かけてみた。 場所は七条高倉にある田中家住宅。 演奏者は、近くにある京都市立芸術大学の学生さんたち。 フルート合奏と声楽、弦楽四重奏の3部構成で、たっぷり2時間以上楽しませてもらった。 休憩時間には、敷地…
外国人にも人気の京都駅ビル。 特に西側は伊勢丹や大階段、長い長いエスカレーターがありいつも賑わっているが、反対の東側はホテルと京都劇場があるくらいで訪れる人はまばらである。 広々としたパブリックスペースがあり、駅ビルの特徴的な構造を見ること…
明治2年に建てられた番組小学校の一つだが、二宮金次郎の像がなければ、ここに小学校があったことを分かる人は少ないと思う。 今は、デシュタニ 京都というタイのホテルが建っている。
室町界隈を代表する大店の一つ誉田屋さんで、蓄音機を聞く会というイベントにお招きいただいた。 蓄音機で聞くレコードの音色もさることながら、個人的には京町家の作りに興味を覚えた。典型的な「表屋造」の町家で、玄関を入ってすぐに店の間があり、その奥…
宵山の楽しみは何といっても屏風祭り見物である。 鉾町の商家が自慢の所蔵品を惜しげもなく展示して、我々に見せてくれるのである。 一般的に「室町の商家」というが、室町通はマンションやホテルが乱立し、昔の面影はほとんど見られない。 それに比べて一筋…
上七軒のビアガーデンは、我々が花街の芸舞妓さんと気軽に話ができる唯一の場ではなかろうか⁉ 某日、いつもの飲み屋仲間有志で繰り出した。最近では団体客が多いという。 さと鈴さんと 梅葉さんと 尚絹さん 外に出てみると、北野天満宮の七夕飾りがライトア…
ちょうど1週間前のこと。友人と待ち合わせていたデパートの玄関に巨大な飾りが、、、。 そうか、今日は七夕かと思い、無意識にカメラを向けた。最近の子どもたちも七夕飾りをするのだと知り、なぜかホッとした。
昨日は祖母の祥月命日で、お寺さんにお参りしてもらった。 午前中、仏壇の掃除と仏具のお磨きをしていたところ、庭先に一羽のオハグロトンボが飛来し、草や石の上を行き来しながら羽根を閉じて休んでいた。この間30分余り、掃除を終えるとまたどこかへ飛んで…
6月30日は上半期が終わる日というのは全国どこでも同じだが、ここ京都だけは特別なようである。 半年の穢れを払い、これから半年の無病息災を願って茅の輪を潜る。 夏の涼しさを目と舌で味わおうと、水無月を食べる。6月30日のSNSはこれらで溢れていた。みん…
少し前のことだが、烏丸六角の梅の花で食事をした後、地下から1階に上がったロビーでこのような光景を目にした。 池坊保育園4歳児の見事な作品の数々である。 さすが生け花発祥の地六角堂に隣接しているだけのことはある。
毎年5月23日は愛宕神社神楽講の祭典で、愛宕さんにお詣りすることが恒例になっていたが、今年は創立120年ということで、京都市内のホテルで行われた。 参列者はざっと60人程度、愛宕神社からは宮司以下神職3名に加えて、舞楽の奉納があった。愛宕神社の山頂…
3月末のこと、京都市役所で「御池茶会」なる催しがあり出かけてみた。 話題になったお茶室に申し込んだが外れて、政庁でお点前をごちそうになった。 さすが京都というべきか、お客の大部分が着飾った女性で、男性はほとんどいなかった。 この日は武者小路千…
彼岸の光、此岸の影とのサブタイトルが付けられ、蜷川実花ワールドが全開である。 会場は蜷川実花のファンだと思われる若い女性が多く、いつもの展覧会とは異なる雰囲気が漂っていた。 とてもきれいなファンタジーの世界が展開されていたが、頭の固い高齢者…
友人一家がグアムから日本旅行に来ているからアテンドしてほしいとのM君の依頼で、このホテルまで迎えに来た。 シンガポールの超高級ホテルということでとても興味があったが、霊山観音の横を登っていった先にあるこのホテルは山の上にあり、一般の観光客は…