お寺

綜芸種智院跡

綜芸種智院と言えば、弘法大師が建てた大学と高校の歴史で習った記憶がある。 その跡地には、西福寺というお寺が建てられている。 写真を撮っている時、長いこと熱心に拝んでいる女性がいたが、安産石薬師如来という石碑が立っている所を見ると、その祈願か…

醍醐寺

毘沙門堂のあとは地下鉄に乗り醍醐寺へ。 醍醐寺の拝観料は三宝院とセットなので高いのは前から知っていたが、 その三宝院はお庭を横から見るだけで、表書院(国宝)や醍醐棚がある建物に入るには更にお金がいる仕組みになっている。有名な庭園の藤戸石もこ…

毘沙門堂

山科にある毘沙門堂は天台宗五箇室門跡寺院の一つで、今までは洛東の隠れた紅葉の名所だったが、今では外国人も多く訪れていた。 最大の見どころはこの参道であり、 この日は二組が結婚写真の前撮りをしていた。 写真では分からないかもしれないが、好対照の…

光明寺

西山浄土宗の総本山、光明寺。以前は隠れた紅葉の名所だったが、今では多くの観光客(参拝者ではない?)が訪れるようになり、入場料(参拝料ではない?)まで徴収するようになってしまった。 今回は、年に数回入洛する岐阜の友人夫妻を案内しての参拝?であ…

報恩講・法泉寺

報恩講とは、親鸞聖人を忍ぶ法要であり、11月21日から28日にかけて営まれる東本願寺のそれが有名である。旧暦11月28日が親鸞聖人の祥月命日に当たるのでこの日に行われるのだが、宗派によっては新暦に直して1月に行われることもあるそうだ。 10月は母親の永…

広隆寺Jul'23

「言うは易く、行うは難し」の典型である。 太秦の広隆寺は言わずと知れた渡来人秦氏の建立になるお寺で、この庭の前にある宝物館に収められている仏様は、有名な弥勒菩薩半跏思惟像をはじめ、大部分が国宝に指定されている。

緑の永観堂

もみじの永観堂として超有名なお寺だが、青もみじも乙なものである。 色々と忙しかったので、当分季節外れの投稿が続くがお許し願いたい。 中学校の時、理科の実験でカエルの解剖があり、この池で取ったものである。 その時は今の様に柵などなくだれでも自由…

笠置寺

柳生の里からバスに乗って奈良まで引き返すのは能がないので、笠置まで足を延ばした。 笠置寺は巨石がいくつもあり、奈良時代から山岳信仰の修行場であった。時代を経て南北朝時代、奈良を追われた後醍醐天皇がここに立てこもり、鎌倉幕府と激闘を繰り広げた…

三室戸寺

三室戸寺は花の寺として知られ、特にアジサイが有名である。 サラリーマン時代の同期が夫人同伴で、アジサイを見るために浦安、川崎、岸和田からやってきた 残念ながらまだ早かったようで、これが精いっぱいであった。 このお寺は西国三十三か所観音霊場の第…

妙顕寺城跡

妙顕寺は西陣にある日蓮宗の大寺院だが、もとはこの地に在ったとは知らなかった。 豊臣秀吉が移築させ、跡に城のような屋敷を造って、京都の政庁としたこともなおさら知らなかった。 現在はこのようなお寺が建っている。

龍光院

ぜひとも拝観してみたいお寺の一つではあるが、数ある大徳寺の塔頭の中でも非公開を貫いており、念願はかなっていない。 国宝の三大お茶室のうちの一つ、密庵席があるのは知られているが、ほとんどの人は見たこともないはずである。その他、日本に現存する国…

上醍醐

上醍醐に登るのに前回はお金を惜しんで裏道を使ったが、今回は600円なりを支払って女人堂からの正式ルートを利用した。道が整備されていて、格段に登りやすかった。 女人堂からスタート 30分ほど登ったところにある不動の滝。お不動さんが祀られている。 …

行列のできる、醍醐寺

醍醐三宝院の前では凡そ50人ぐらいの行列が午前9時の開門を待っていた。 豊臣秀吉で有名な醍醐の花見行列は通常4月第2日曜日だが、この調子ではその頃には散り始めているかもしれない。 我々の目的は上醍醐から牛尾観音、音羽山なので、行列には目もくれず桜…

大悲閣千光寺

保津川(大堰川)の右岸を渡月橋から遡って歩くこと30分弱で大悲閣千光寺にたどり着く。 嵐山の喧騒とは対照的に、訪れる人はほとんどいない。 保津川開削に貢献した角倉了以の木像。 対岸は大河内山荘の展望台とその右隣は亀山公園。 眼下には保津川が流れ…

横たわるこけし

東本願寺前に現れた巨大なこけし。名前は花子というらしい。 昨年清水寺門前に現れたとのことで話題になったが、今度は宗旨替えしたか⁉ 裏側もちゃんと「こけし」である。近づくと何やらしゃべっているから面白い。この広場は以前は市道で観光バスなどがよく…

三玄院

京の冬の旅で公開されているというので、大徳寺塔頭三玄院を訪れた。ここには石田三成や古田織部のお墓があるというが非公開で、拝観できたのは原在中の4面の襖絵と枯山水のお庭だけ。お茶室もいくつかあったがそこも非公開。 しかもお庭すらも撮影禁止とい…

砂川の三軒寺Oct’22

鴨川左岸、叡山電鉄出町柳駅南に位置する浄土宗の三つのお寺を、砂川の三軒寺と呼んでいる。何でも、以前この東側を砂川という川が流れていたことに由来するとのこと。 ちょっと古い写真だが、そのうちの二つのお寺をまとめて載せてみる。 常林寺 長徳寺

知恩院の秋

知恩院さんにはもみじの紅より、銀杏の黄色がよく似合うと思う。

妙蓮寺

神奈川から来た友人夫妻のリクエストで、西陣にある妙蓮寺を訪れた。室町時代、法華宗は京都の町衆の拠り所となっていたが、これを快く思わない延暦寺はじめ既成仏教集団によって21もあった本山はことごとく灰燼に帰した。これを天文法華の乱とよぶが、妙蓮…

砂川の三軒寺

叡山電車出町柳駅の南に、砂川の三軒寺と呼ばれる浄土宗の三つのお寺が佇んでいる。かつてこの東側に砂川という川が流れていたのでこう呼ばれるらしいのだが、川の痕跡は分からない。同じ浄土宗でも、お寺によって法語の趣が変わっているのも面白いところで…

立本寺

仁和寺街道を歩いていたら、大きな建物が目についた。 山門が閉じられているので中には入れなかったが、正面に近代的なビルディングが見えた。 何かなと思って表に回ってみたら、立派な看板が。 介護付き有料老人ホームとのことで、いかにもゴージャスな雰囲…

楊谷寺

楊谷寺というより柳谷観音として知られている西山の古いお寺である。眼の観音様として有名である。 バスも通っていない不便な山の中にあるお寺だが、最近とみに脚光を浴びているという。手水鉢に色とりどりの花をアレンジして人の目を楽しませている。あさイ…

建仁寺

1月下旬のこと、「建仁寺に想いを寄せる」と題する京都仏教会主催の催しが建仁寺方丈で行われた。 京都で最古の禅寺であり、優秀な禅僧を多く輩出したことから、学問面と呼ばれている。 余りにも有名な風神雷神図(これは複製)。何年か前、京博で開かれた国…

北向不動尊

地下鉄竹田駅を西に歩いた住宅街の中に、突如として大きな石碑が目に飛び込んでくる。 目を凝らして見てみると、右 よと八はた(淀、八幡)左 ふしみ(伏見)と判読できる。 右側面には 右 京油小路と書かれていて、現にすぐ傍には拡幅された油小路通りが走…

霊源院

通常非公開である建仁寺塔頭霊源院が特別公開をしていたので拝観してきた。 建立当初は、現在の総合大学としての機能を備え、「建仁寺の学問面」を代表する寺院であった(パンフレットより)。今川義元や一休宗純も修行をしていて、彼らの書が残されているほ…

真如堂

自分の中では隠れた紅葉の名所だと思っているが、テレビ等で取り上げられたお陰で、大勢の人が訪れていた。 特に東門から境内に入った途端に、鮮やかな紅葉が目に飛び込んでくるのが好きである。 11月29日撮影。

渉成園・ライトアップ

東本願寺の飛び地である渉成園(枳殻邸の別名の方が馴染みがある)が、この時期だけ夜間ライトアップを行い無料開放している。多分今年が初めての試みだろう。 ライトアップされた紅葉も鮮やかである。 ファインダー越しに見ると、枯れ木の大木もオブジェク…

光明院

正覚院を少し南に下ったところにあるのが、同じく東福寺の塔頭である光明院。 重森三玲の手になる波心の庭が有名である。 2階から見るとお庭全体が見渡せるのだが、撮影禁止と言うことで1階から眺める。 昨晩再放送していたNHKBSプレミアム「京都人の密か…

正覚庵

非公開文化財の特別公開があったので、東福寺の塔頭を訪ねてみた。 東福寺の本堂や三門も公開していたがこちらは素通りして、まずは六波羅門の南に位置する正覚庵へ。 本堂は兵庫県伊丹市にあった白洲屋敷を昭和40年代に移築したものである。 11月23日に行わ…

行列のできる滝・音羽の滝

京都一周トレイル東山コースを下見を兼ねて歩いた。 伏見稲荷大社をスタートし、清水寺でルートを降りるという文字通り京都観光の定番スポット1と2を訪れる半日コースである。 緊急事態宣言解除前でこの状態だから、これからの紅葉シーズン、どれだけの列…