石門心学発祥の地


石門心学とは、江戸時代の思想家で亀岡出身の石田梅岩が広めた学問(考え方)である。
ここがその講舎跡だということで石碑が建っている。

石田梅岩は道徳をよく説き、特に商人に影響力を発揮した。
この立札には、「350年を経た今日においても、多くの京都商人の経営理念に取り入れられ、商人の商業道徳の基本となるとともに、現代の人権文化の発展にも大きな影響を与えている」と絶賛されている。

20年以上前CSRが一種のブームとなった時、日本にも石田梅岩という人がいると再評価されたことがあった。
そのCSRもいつの間にか下火となり、いまではSDGsが喧しいが、既視感なきにしもあらずである。

ここには以前公団住宅が建っていたのだが、取り壊され今はホテルとなったおかげで、立札も新築されたようである。