トランジットモール実験


歩いて楽しい(というより歩きやすい)まちなか実験のひとつとして、四条通から一般車両を排除し、その分歩道を広げるという試みが3日間にわたって行われた。

広げられた歩道を歩く人は意外と少なかったが、バスやタクシーはスイスイと走っていた。烏丸から河原町までおそらく5分もかからなかっただろう。
四条通と交差する南北の通りも規制がかけられたが、事前に予測していたのか、車は多くはなく歩くのには快適であった。
もしトランジットモールをするのなら四条通という線だけでなく、周辺を巻き込んだ面として実行すれば、散策に快適な町となり集客も見込めるだろう。

もちろん、周辺の駐車場業者対策や商店の荷物の搬入搬出には工夫が必要である。

それにしても、今回見えたことは車対策より、自転車の不法駐輪対策ではなかろうか。自動車の通行にはある種の必然性は感じられるが、自転車の不法駐輪には、社会性は全くない。公共の駐輪場を大量に整備することが急務である。ただし使用料は1日100円。どのみち税金を使って赤字を発生さすのなら(駐輪場を独立採算で運営するなら使用料がとんでもなく高くならざるを得ないはず、それでは利用者がいない)、利用率向上(すなわち不法駐輪減少)を優先させたほうが効果が高いと思うのは、僕だけだろうか?