まだまだ元気な高齢者

月曜の朝に突然電話があり、京都に来ているから会えないかとのこと。
おそらく10数年ぶりだと思われるが、夜食事を共にした。

S君は破綻した北関東の地方銀行に勤めていたが、定年後は表具師という全く別の道を歩んでいる。
学生時代のサークルでの活動が多少影響していると思われる(僕も同じサークルだった)。

目標月商10万円というからビジネスには程遠いかもしれないが、
趣味を活かして第2の人生を歩んでいるその姿は清々しかった。

翌日は労働金庫を定年退職したHさんと会った。
会うなりいきなり仕事の話。それも現役時代とは全く無縁の仕事で驚いた。
大型玩具チェーンで雑用をこなしているとのこと。
トイレ掃除をはじめ配送商品の梱包など未経験の仕事を裏方として行っていると
ずっとしゃべりっ放しで、本当に目が輝いていた。

共に支店長まで勤め上げた、昭和22年生まれの団塊の世代である。
こういう人たちを見ると、年齢だけで「高齢者」に分類するのは間違っているのではと感じてしまう。