舞妓さんと四葉タクシー



観光シーズンにはまだ間があるが、高台寺ねねの道には多くの観光客が歩いていた。中でも目立つのが「変身舞妓」、素人が舞妓さんの格好をして町を散歩するのである(これを僕はにせ舞妓と呼んでいる)。事情を知らない外国人が盛んにシャッターを切っているのを見るとかわいそうになってきて、注意してあげようと思うのだが、おせっかいなのでやったことはない。しかし確実に京都のイメージダウンになるので、業者側の自主的な取り組みが必要だと思う。
目の前を歩いていた件の5人組がタクシーを見て歓声を上げていた。よく見るとヤサカタクシー1400台のうち4台しかない「四葉のタクシー」である。近づいてみると、なんと5人組のうち一人(一番先頭)は本物の舞妓さんであったので(髪の毛が自分の毛であり、着物は普段着でだらりの帯ではない。なによりも着こなしと雰囲気が違う)、思わず「四葉タクシー」と「舞妓さん」をアングルに入れてみた(余り上手くはないが)。察するに、この舞妓さんの友人が変身を楽しんでいるようで、彼女が他の4人の写真を撮ってやっていた。どれだけの人が本物に気づいただろうか?

過去の四葉タクシーの記事