犬矢来異聞



京都の街中を歩くと、このような犬矢来を見かけることが多く、取り立てて話題に取り上げる程ではない(竹はすぐに劣化してしまうので、このような新しいものを見かける機会は少ないかもしれない)。

しかしながらよく見ると、中央と右端にデザインのような模様が。


推測するに、犬矢来の奥に電気やガス、水道のメーターがあり、検針の妨げにならないように工夫をしているのだと思う(鍵がついているところを見ると、それ以外があるかもしれないが)。仕事の邪魔をせず、さりとて無粋にならず、さりげなく景観に配慮しているこの家の持ち主のセンスを感じさせる(粋な表札が掛かっているが、写真の公表は控える)。
ある大学の名誉教授の家で、某NPO法人の事務所にもなっている。