菓子型彫刻所・野口

和菓子といえば京都を代表する名物の一つで、茶道の隆盛とともに有名な和菓子屋さんもたくさんある。その和菓子を作るためには型が必要で(特に干菓子)、各和菓子店には秘蔵の型が残してあるのをテレビで見たことがある。



普段何気なく通っている道沿いにこのような看板を掲げた家があった。近づいてみると、菓子型彫刻所野口筑紫堂と読める。ネットで調べてみると、京都ではこの人が最後の職人らしい。その記事も4年前のものであり、今も現役かどうかは分からない。


近所には、このように菓子の材料を扱う店もあり、京都の和菓子を支えている層の深さの一端を見たような気がする。