5年ほど前、NPOの講座受講生と一緒に京都府宮津市世屋地区に研修旅行に行ったことがある。
棚田百選にも選ばれたとてもきれいなところであるが、雪も深い山奥の過疎の村である。
それ以来のご縁もあり、今回SOSのメールを得て2月26日に雪かき応援に行ってきた。
今回行ってきたのは上世屋よりは少し低いところにある畑集落である。
ここには11世帯23名が住み、うち80歳以上が11人という文字通りの限界集落である。
京都からの10名を含め総勢20名弱で作業を行った。
右側の坂道の雪を取り除き左側の道路まで落としそれを川に流すというのが
一連の作業である。
およそ1時間でこのように通れる状態になった。
向うからおばあさんが歩いてくる。
人海戦術とはよく言ったものである。
昼食は公民館で地元の女性グループが作ったお弁当をいただく。
世屋の米や地元野菜を使った丹後のバラ寿司(黒いのは鯖のそぼろ)に、
これも手づくりの芋羊羹付きで800円也であった。
昔ながらのぜんまい式の掛け時計で、これを修理できるひとは
宮津に一人いるかどうかとのこと。
昼からは公民館の周りを作業したが、
まだ手付かずの場所も多い。
今回の主催者のwebsite
僕もどこかに写っているはずだが、これを見ると世屋のほうがはるかに
積雪量が多いことがよく分かる。