ニュージーランド紀行・その7 再びヘリで

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籠城3日目は快晴の朝から始まった。f:id:mfujino706:20200205082059j:plain
一人で散歩に出かけたところ、上海の英国領事館に勤める南アフリカ人と一緒になり、写真を撮ってもらった。この頃になると中国のコロナ騒動もニュースとなっていて、彼女は中国に帰って来るなとの命令が出たとのことで(入国禁止令か?)、再びNZで足止めされる羽目に。

NZのネット環境は決して良いとは言えないが、特にミルフォードトラックは全く圏外である。
前日に45分だけネットが使えるようになったので、心配しているといけないと思い、自宅に連絡したが、こちらで孤立していることは日本では報じられていなくて、全く知らなかった(一部yahoo newsに出たようだが、日本に人がいるとは報じられていなかった)。
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元の予定なら、このフィヨルドの絶景を船から眺めるはずだったが、それも叶わず。f:id:mfujino706:20200205071156j:plain
遂に完成した1000ピースのジグソーパズル。3日間と延べ10数人で仕上げた労作である。f:id:mfujino706:20200205094652j:plain
NZのリユース容器。f:id:mfujino706:20200503224728j:plain
天候は回復したが途中のルート94が寸断されているので、グレノーキーという場所までヘリで脱出することになった。日本で言えば、釜トンネルが通行不能で、上高地で足止め。帝国ホテルが避難所と化した、というところか。
周辺のロッジの客らが先に避難し(キャンピングカーはそのまま)、我々は一番最後。妙な連帯感が湧いてきた。
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今回は本格的なフライトで、山岳地帯(NZでも南アルプスと言う)上空を20分かけて飛ぶスリリングかつダイナミックな体験をすることができた。f:id:mfujino706:20200205120637j:plain
降り立ったところは草むらの中。
ここからバスでクイーンズタウンまで、ようやく先の見通しが付いたところである。