ホテル閉館と教会の関係

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京都市内では民泊などの宿泊施設がひっそりと閉じているところが増えてきたが、大型ホテルにも波及してきているようである。
京都ロイヤルホテルは、1972年創業と言うから50年近く営業していたことになる。河原町御池の一等地にあり、10階建て客室も350室ほどあり悪くはなかったと思うが、老朽化に対応できなかったとのことである。その後どうなるのか注目していたが、ようやく解体作業が始まったようである。f:id:mfujino706:20200902121734j:plain
ここの地主はカトリック京都教区である。


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烏丸丸太町に在ったパレスサイドホテルは今年6月に営業終了した。京都御所の西側と言う好立地で小さいながらも存在感を発揮していた。最近では長期利用の外国人観光客が多いと聞いていたが、このコロナ騒動で立ち行かなくなったのだろうか。
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ここの地主は、日本聖公会京都教区である。
現在ホテルの一部を教区の事務所として使用している。f:id:mfujino706:20200916104723j:plain
ウィリアム神学館。f:id:mfujino706:20200916104816j:plainf:id:mfujino706:20200916104905j:plain
日本聖公会初代監督ウィリアムスの旧邸で、今は神学校として利用されている。

教会の多角経営と言ってしまえばそれまでだが、教会に比べて圧倒的に多い京都のお寺では宿泊施設はあるものの、本格的なホテルとしては、今年9月に「三井ガーデンホテル京都河原町浄教寺」という寺院共存型ホテルがオープンした。