四条に用事があって出かけた帰り道、今日が18日で後祭の鉾建てが始まる日だということを思い出し、新町通を北上した。
こちらは大船鉾↓
新しいからか、長刀鉾などと違って足場を組んでの鉾建てである。みなさん、蘇民将来の子孫である(笑)釘を1本も使わず組み立てる「縄がらみ」という伝統工法。
こちらは南観音山↓
屋根の上に青松を飾るのは知っていたが、このように長さや太さを調節し、毎年現場で作業しているとは知らなかった。貴重なものを見せてもらった。
鉈や手斧で削っているところ。
こちらは北観音山↓
鉾建てには(この場合は山)すごい量の縄を必要とすることが良く分かる。
去年に引き続き巡行はないのだが、後祭11基のうち6期が山鉾建てを行ったらしい。2年空白が出来ると、組み立てを始めお囃子やその他技法が途絶え、技術の伝承が困難になって来るからあえて建てたとのこと。
祇園祭と言えば屏風祭りも楽しみの一つである。特にこの藤井家は豪華なお宝を拝見出来るので有名だが、今年は宵山もないため通りからの見学だけのようである。