平安女学院・150周年 その2


有栖川旧邸の南側にあるのが聖アグネス教会で、日本聖公会京都教区のカテドラルであり、平安女学院の礼拝堂でもある。いかにも荘厳な西洋風な教会建築は、烏丸通を挟んだ和の京都御所(御苑のことを市民はこう呼んでいる)との対比が美しく、昔から市民に親しまれている。

この前を数えきれないぐらい通っているが、中に入ったのは初めてである。

設計者のガーディナーは宣教師で、円山公園にある長楽館の設計者でもある。
多数のステンドグラスに飾られているが、これも彼のデザインであるらしい。

近くにあるヴォーリス建築の大丸ビラと似ているようだが、ガーディナーという名は初めて知った。


井戸(活水と読める)にカエルの石像があるのが、キリスト教建築らしからぬ異彩を放っている。