北山ハイキング

mfujino7062006-05-05

高校同級生で現在は長野県庁に勤める加藤君が帰省したので、北山にハイキングに行く。もう一人の友人の沼田君は今回は不参加だったが、ここ数年のGWの行事として定着しつつある。

鷹峰から歩き始め2時間ほどで沢池に到着。宝ヶ池よりやや大きいが、周りに人工物がひとつもなく、人影も少なくて(10組程度)とても穏やかな池で、気に入った。時代劇のロケに多用されるのも頷ける(事実、松竹映画と書かれたロケ用と思われる巨木がセットされていた)。

山城3名瀑のひとつなる菩提の滝でおにぎりを食べ、少し歩くと中川の集落に着いた。ここは北山杉の産地で、川端康成の「古都」の舞台になったところである。休日のため丸太磨きが見られなかったのは残念だが、いまにも山口百恵が出てきそうな錯覚に陥るくらい昔そのままの雰囲気を残している。輸入材に押された林業不振で北山杉も例外ではないようだが、所々で手入れをしている人がいた。いま作業してお金になるのは孫の代というのが一般的のようだが、がんばれ北山杉とひそかにエールを送ることしか出来なかった。

1時間に1本のバスをやり過ごし、高雄まで国道を歩いた。狭くてカーブの多い道を車が飛ばしているので、命がけの30分だった。

軽く食事をと思い例の「伏見」に行ったが、6時半だと言うのに店の前には行列が。祇園の「山ふく」でおばんざいでもと思ったが、ここにも列が。花見小路は観光客で溢れかえっていて、まるで原宿の竹下通りのような混雑振りで(昔しか知らないが)、風情も何もあったものではなかった。
結局、大和大路団栗橋近くの串カツ屋に入る。生ビール3杯と串カツ沢山食べて、一人2600円であった。来年は奮発して鴨川の床に行こうと、加藤君の話し合った。