京都文化博物館で開催中の展示会を見に行く。お目当てはボッティチェリの「美しきシモネッタ」（有名なビーナスの誕生は彼女をモチーフにして描かれたとか）であったが、中に入るとそれ以外に多彩な展示があるのには驚いた。
主催者が述べているように、コレクションは多岐にわたっていて、ひとつは本業である着物の意匠に関するもの。著名な画家のデザイン画やその作家の小品などが展示されていた。竹内栖鳳、藤島武二などジャンルはばらばらだが、思わぬところで思わぬものを見せてもらった気がする。
もうひとつは、淀君の小袖の一部分とそれを再現したものをはじめ、江戸後期や明治の名もなき職人による豪華な着物類。
内外の一流品に接していい目の保養が出来た。
特別展示室のページ
京都文化博物館は、旧日本銀行京都支店を改造して造られていて、昔の大金庫室はいまでは喫茶店となっている。
