千枚漬


はてさてこれは何でしょう?
正解は、千枚漬の産業廃棄物。今のシーズン、まったりとした千枚漬の製造のピークで、錦市場にほど近いこの店でも毎晩この風景が見られる(まあ、見物に値するものではないが)。
折りしもフードバンク関西というNPOに話を聞きに行ったばかりだったので、有効な使い道がないものかと考えてしまった。端っこの部分は商品としては使えないけれど、味に変わりはないので食べても全く問題がないはずである。施設などにあげれば喜ばれるのは間違いないが、それを仲立ちをする団体(中間業者)がいないと無理である。またそれが軌道に乗れば、販売業者を圧迫することにつながってくる。台風で落ちたりんごや豊作になったキャベツをトラクターでつぶしているのを見ると、「なんてもったいないことを、何とかできないのか」と思うがそれだけでは何の解決にもならない。難しい問題をはらんでいることを、フードバンク関西で学んできた。