町家が消えて行く・出水烏丸西入る


空き地を囲うフェンスと言う一見どこにでもある風景である。

ところがここにはこのような立派な京町家が存在していたのである。京都の中心部だけで約2万軒以上の町家があるが、毎年500軒前後が壊されているらしい。一度壊してしまうと二度と同じものはできない。特にこのような京町家は再建しようにも、当時の技術、資材、そして職人さんがいない。似たようなものは作れるかもしれないが、それは似て非なるものである。