気候ネットワークシンポジウム

先月龍谷大学で催されたシンポジウムに出かけてみた。
興味深かった論点。

1.気候変動問題への取組〜国内対策の概要〜(環境省地球環境局室長)
 日本のCO2排出量 約4億8千万トン(2013) 1997年対比167%
 排出削減目標の構造
 ・省エネによりエネルギー需要の抑制
 ・ゼロエミッション電源やCO2の少ないエネルギーの選択
2.再生エネルギーを語らない日本(関西大学安田教授)
 世界の中で日本の立ち位置
 ・再生可能エネルギーの発電電力量導入比率 OECD中27位
 ・欧州の風力発電 2014年実績 原発41基分に相当
 ・電源構成の比較
  ほとんどの先進国 石炭を減らし、再生可能エネルギーを増やす
  日本       石炭を増やし、再生可能エネルギーは増やさず
  国民の間で議論されていない

1997年に京都で開催されたC0P3で生まれた「京都議定書」の後の枠組みを決めるべく、
来月COP21がパリで開催される。
「世界の気温上昇を産業革命から2℃未満に抑えるという国際目標」を実現するための最後の対策かも知れない。

アイスクリームメーカーとしては、温暖化は困るのであろう、
BEN&JERRY'S