上村松園展

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松園さんの絵は松柏美術館をはじめ色んなところで、過去何度も観たが、久しぶりの京都市美術館である(ネーミングライツ京都市京セラ美術館と名称変更になった)。f:id:mfujino706:20210728101720j:plain
2020年に大改修が行われ、エントランスが地下になった。
朝早くから多くの観覧者で賑わっていたが、小さな子どもも多く、?と思っていたが、別のフロアでドラえもん展をやっていると知り納得。
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コレクションルームと言う名の常設展では、本展では駄目だった写真撮影が許可された(但し、松園さんの作品だけ)。常設展なのに有料なのには驚いたが、京都市在住の70歳以上は無料と言うことで喜んで見学した。

これは本展にも出品されていた「人生の花」。同じものが二つあるということか?f:id:mfujino706:20210728112152j:plain
僕が一番好きな松園さんの作品「待月」。絽の着物だと思うが、とても精緻に描かれている。f:id:mfujino706:20210728112233j:plain
これも有名な「晴日」。
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以下小品の数々を全て掲載する。f:id:mfujino706:20210728112105j:plainf:id:mfujino706:20210728112206j:plainf:id:mfujino706:20210728112258j:plainf:id:mfujino706:20210728112308j:plain

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以前は開かずの扉状態だった東玄関の向こうには緑が拡がる。f:id:mfujino706:20210728114056j:plain
東山を借景にした七代目小川治兵衛(植治)の庭。以前は気にかけることもなかったが、演出次第で日の目を見ることになったようだ。

上賀茂遊泳術講習場

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京都ゴルフ倶楽部上賀茂コースには、小池と言う名の池がある(Googlemapにも載っている)。
f:id:mfujino706:20210727142209j:plain4番ホールティーグランドから西方向を見れば、何やら小屋があり子どもたちの歓声が聞こえてくる。f:id:mfujino706:20210727145347j:plainあまり近づくと問題なので、この辺りが限界だが、子ども達が泳いでいるのが分かるだろうか?
よく分からなかったが、ふんどし姿の男の子もいたような、、、?
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スイミングスクールではなく、あくまでも遊泳術講習場である。習うのは古式泳法

なぜゴルフ場の中に在るのかと言えば、こちらの方が古くからあるからである。この標識は昭和2年に建てられたものらしい。

過去の記事から

下鴨蓼倉町

古来陰陽道では、北東(艮)の方角は鬼が出入りする方角として、
また対角線の南西は裏鬼門とも呼ばれ、ともに忌み嫌われていた。

この鬼門から鬼が入らないようにと、平安京では北東の守護として比叡山延暦寺が建立され、
裏鬼門の守護は石清水八幡宮が当てられた。
庶民の家でも様々な工夫がなされ、鬼の嫌がる柊の木を植えたり、
難を転ずるとして南天を植える家も多い。

現代でも京都の街なかにはいたるところに鬼門除けを見ることが出来る。
そんな中、ここではちょっと変わった鬼門除けを載せていきたい。

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個人の敷地に車が侵入しないようにガードされている場所に(京都で言うところのいけず石の代わりか)、ヒイラギが植えられている。鬼門除けとしては強固な作りで、鬼もなかなか入ってこれないのではなかろうか?

後祭・祇園祭

四条に用事があって出かけた帰り道、今日が18日で後祭の鉾建てが始まる日だということを思い出し、新町通を北上した。
こちらは大船鉾↓
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新しいからか、長刀鉾などと違って足場を組んでの鉾建てである。f:id:mfujino706:20210719140758j:plainf:id:mfujino706:20210719140706j:plainみなさん、蘇民将来の子孫である(笑)f:id:mfujino706:20210719140829j:plain釘を1本も使わず組み立てる「縄がらみ」という伝統工法。

こちらは南観音山↓
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屋根の上に青松を飾るのは知っていたが、このように長さや太さを調節し、毎年現場で作業しているとは知らなかった。貴重なものを見せてもらった。f:id:mfujino706:20210719141713j:plain
鉈や手斧で削っているところ。f:id:mfujino706:20210719141802j:plainf:id:mfujino706:20210719141837j:plainf:id:mfujino706:20210719141937j:plain
こちらは北観音山↓
f:id:mfujino706:20210719141916j:plain鉾建てには(この場合は山)すごい量の縄を必要とすることが良く分かる。

去年に引き続き巡行はないのだが、後祭11基のうち6期が山鉾建てを行ったらしい。2年空白が出来ると、組み立てを始めお囃子やその他技法が途絶え、技術の伝承が困難になって来るからあえて建てたとのこと。

f:id:mfujino706:20210719142514j:plain祇園祭と言えば屏風祭りも楽しみの一つである。特にこの藤井家は豪華なお宝を拝見出来るので有名だが、今年は宵山もないため通りからの見学だけのようである。f:id:mfujino706:20210719142536j:plain

檜扇・祇園祭

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ご近所からいただいた檜扇が見ごろを迎えている。
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「檜扇は,古来より厄除けの植物とされており,祇園祭の期間中,京都では民家の床の間や玄関へ檜扇を飾る習慣があります。」京都市ホームページより
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こちらは11日に行われた函谷鉾の鉾建て。

今日は16日、いつもなら宵山四条通一帯は大賑わいだが、今年は一部で鉾は建ったもののお囃子もなく寂しい宵山となるかもしれない。

鬼門除け・椹木町堀川

古来陰陽道では、北東(艮)の方角は鬼が出入りする方角として、
また対角線の南西は裏鬼門とも呼ばれ、ともに忌み嫌われていた。

この鬼門から鬼が入らないようにと、平安京では北東の守護として比叡山延暦寺が建立され、
裏鬼門の守護は石清水八幡宮が当てられた。
庶民の家でも様々な工夫がなされ、鬼の嫌がる柊の木を植えたり、
難を転ずるとして南天を植える家も多い。

現代でも京都の街なかにはいたるところに鬼門除けを見ることが出来る。
そんな中、ここではちょっと変わった鬼門除けを載せていきたい。


比較的最近に新築されたと見受けるが、立派な鬼門除けが施されているのがうれしい。