白龍園


京都で和風小物を商う会社の社長が、二ノ瀬の広大な山林を手に入れ白龍園という庭園にしたのが、今から60年前の昭和38年。造園家に任せるのではなく、社員や地元の人たちでコツコツと手作業で整備したというから驚きである。
「京都人の密かな愉しみ」でこの庭園の存在を知り、作業に携わった当時の社員の話も興味深かった。
園内には四阿が何カ所かあり、今の季節は額縁風の青もみじをあちらこちらで愛でることが出来る。
秋になると、さぞや真っ赤に色づく事であろう。

この山の上が夜泣き峠であり、その先は雲ケ畑に行きつく。

久しぶりに見たモリアオガエルの卵。


花手水は最近流行っているようだ。

叡山電車名物の紅葉のトンネルはこの辺りである。

ポンペイ展


京都市京セラ美術館で開催中の「ポンペイ展」を見てきた。
紀元後79年にヴェスヴィオ火山が爆発し、一瞬にして火山灰で埋まってしまった古代ローマ帝国の都市、ポンペイ
壁画やモザイク、彫像、工芸品を始め、調理器具などの日用品(中には金庫やインク壺まであった)に至るまで約120点の展示は、これが2000年前の物とは思われない素晴らしい品々ばかりで、当時の文明の発展度合いを見た思いがした。
すべて撮影OKだったが、その素晴らしさに圧倒されて(?)、一枚も撮らなかった。
同じ会場では兵馬俑展もやっていたが、以前見たこともありあまり食指は動かなかった。

初夏に紅葉?


我が家の表庭に植わっているもみじが、秋でもないのに紅葉している。
高塀越しに通りからも見ることが出来る。
この木は秋にも紅葉するのだが、何という種類なのだろうか?
いわゆるイロハモミジとは違うのかもしれない。

西山古道

4月初めに、天王山から柳谷観音を経て長岡天神までのトレッキングを行った。柳谷観音楊谷寺は先にアップしたので今回はそれ以外を。

スタート地点の離宮八幡宮では、日使頭祭(ひのとさい/ひのとうさい)という春の例祭当日で、奉納するためのえごま油を絞る昔ながらの油絞り機を組み立てているところであった。戦国時代にはこの地に油座があり大いに栄えたもので、齋藤道三がこれを利用してのし上がったことでも知られている。

天王山の中腹には、十七烈士の墓がある。蛤御門の変で敗れてこの地で自刃した真木和泉守以下17人の長州藩士が眠っている。

ところどころでヤマツツジがきれいに咲いていた。

夜泣き峠


叡山電鉄二ノ瀬駅から急な山道を登ること30分で夜泣き峠に着く。

洛北には文徳天皇の第一皇子であった惟喬親王の伝説がいくつかあり、乳母に抱かれて住んでいた雲ケ畑から大原に向かう途中この峠で夜泣きをしたが、お地蔵さんにお願いしたところ泣き止んだというのもその一つ。お墓は大原にある。

GWのさなか信州から帰省したK君と、この峠から南に向けて尾根道を通って西賀茂まで歩いた。
途中の山道には、地元の小学生による掲示板が所々に設置されていた。