切通し進々堂


祇園花見小路の一本西の通りが切通しである。四条切通しの角にあるこの店は一見どこにでもありそうな店ではあるが、外観からは窺い知れないここだけのものを持っている。



店内は普通の喫茶店であるが、壁にはこのように舞妓さんの名前がずらり。おそらく店出しをした時の挨拶の類であろう。一方では引き祝いも。こちらは芸妓の名前から本名に戻るお祝いだろう。昔なら「引かされた」ということだろうが、現代ではどんなものか?今度どこかで聞いて見たいと思う。
都をどり真最中であるが、今年はチケットが売れ残っていると聞く。他の都市では不況でも京都の花街は景気に左右されない職業?によって支えられているとよく言われるが、さすがに震災の影響があるのかも知れない。それとも遠忌の影響で本業が忙しいのかもしれない。