鬼門除け・岩上通木津屋橋

古来陰陽道では、北東(艮)の方角は鬼が出入りする方角として、
また対角線の南西は裏鬼門とも呼ばれ、ともに忌み嫌われていた。

この鬼門から鬼が入らないようにと、平安京では北東の守護として比叡山延暦寺が建立され、
裏鬼門の守護は石清水八幡宮が当てられた。
庶民の家でも様々な工夫がなされ、鬼の嫌がる柊の木を植えたり、
難を転ずるとして南天を植える家も多い。

現代でも京都の街なかにはいたるところに鬼門除けを見ることが出来る。
そんな中、ここではちょっと変わった鬼門除けを載せていきたい。

f:id:mfujino706:20210615105626j:plain
いつもと違う道を歩いてみると思わぬ発見をすることがある。今回の鬼門除けもそれであった。f:id:mfujino706:20210615105638j:plain

f:id:mfujino706:20210615105715j:plain
粟島堂と言うお寺の表鬼門に立派な鬼門除けが施されている。


f:id:mfujino706:20210615105757j:plain
向かいの民家の裏鬼門にも、この様な鬼門除けが。
f:id:mfujino706:20210615105816j:plain

吉永小百合色紙

f:id:mfujino706:20210719110130j:plain
お世話になっている歯医者さんは、大の吉永小百合ファンで、毎年高島屋で開催されるチャリティオークションで、必ず落札している。成功の秘訣を聞いたことがあるが、予想より少し高めで入札しているとのこと。
今年も開催されているので、またコレクションが一つ増えることだろう。f:id:mfujino706:20190728135433j:plain
こちらは嵐山松尾橋たもとの料理屋さんで見つけたもの。他の芸能人と並んで掲げてあったが、彼女が気軽にサインをするとは少し意外であった。

たまたま、本日のNHKBSプレミアム吉田正生誕100年コンサートに、橋幸夫はじめ吉田正ゆかりの歌手と一緒に出演していた。それで思いついて、数年前週刊誌の袋とじ企画に載っていた写真を引っ張りだしてみた。

f:id:mfujino706:20210815210423j:plain
f:id:mfujino706:20210815210501j:plain

f:id:mfujino706:20210815210541j:plain
胸に早稲田大学文学部のバッジが輝いているのが分かるだろうか!?

常行寺Jun'21

お寺や教会、あるいは学校の門前には、標語・法語・訓語の掲示場を設置しているところが多い。そこには宗派本山から配られたポスターや標語の類を貼っているところもあるが、
このシリーズではそれらには興味を示さず、お寺などが独自に書いた法語等を掲載している。

自分で編み出した文章や宗教とは関係ない人物の言葉など、オリジナリティが感じられるものが好きである。またその書体も様々で、ポスターにはない独創性を感じる。

キリスト教会の多くは聖書の言葉の引用で、含蓄に富む言葉かもしれないがオリジナルではないので、このシリーズでは取り上げる機会が少ない。
f:id:mfujino706:20210629104351j:plainf:id:mfujino706:20210629104346j:plain
都心のお寺らしく?、前庭は駐車場になっている。

十二湖

f:id:mfujino706:20210804085548j:plain
滅多に来られない地に来たのだから、どこかいい観光スポットがないかと探していたら、十二湖と言う名前の湖沼群が目についた。宿を8時に出るバスに乗って白神山地の麓まで45分の旅であった。

青森県では津軽半島にある十三湖が有名だが、こちらは33の池があり、山の上から眺めるとその内12が見えたことから十二湖と言う名前が付いた。

上の写真はバスの終点近くにある鶏頭場の池。


f:id:mfujino706:20210804090858j:plain
十二湖で最大の目玉スポットである青池。その名の通り水が青く、かつ透明度が高いので池の底まで見える。f:id:mfujino706:20210804091021j:plain
多くの観光地パンフレットではデフォルメされていて実際訪れてみるとがっかりすることが多いスポットがあり、ここもそれほど期待していなかったが、見事に予想を裏切られた。なぜこの色か分からないが、実に綺麗な青い池である。枯葉が無ければもっと鮮やかだったかもしれない。f:id:mfujino706:20210804091039j:plain
ほとんどの人は車で訪れているので小一時間散策して帰るようだが、我々は次の列車が1時過ぎなので、たっぷり3時間ほどブナ林の間を散策し、多くの池を巡りながら森林浴を楽しむことが出来た。

不老ふ死温泉

f:id:mfujino706:20210804053056j:plain
今回の旅のもう一つの目的は、ここ。
日本海に沈む夕陽を露天風呂に浸かりながら眺めるというもの。
期待通りの見事な夕陽を見ることが出来たが、予め写真はダメと聞いていたので手ぶらで入浴。f:id:mfujino706:20210804052829j:plain
ところが実際は多くの人がカメラを構えていて、こちらは全くなす術がなく、ひたすら夕陽を眺めていただけだった。この写真は翌朝早く、誰もいないところを見計らって撮影した。
f:id:mfujino706:20210804052058j:plain
右が女性専用で、左が混浴。
思いのほか多くの女性が混浴に入ってきたのには驚いた(専用の湯あみ着を着ていたが)。


f:id:mfujino706:20210803211130j:plain
f:id:mfujino706:20210803194324j:plain
宿の料理は値段の割には美味しく、完食した。
宿が位置する深浦町青森県で一番マグロの水揚げがあるところで、あの大間よりも多いらしい。

今度はぜひ冬に来てみたいものである。

五能線

f:id:mfujino706:20210803161005j:plain
五能線は辺境の地を走るイメージがあり、特に日本海を見ながらの旅に憧れ、今回の旅行の目的の一つであった。最初の計画では昨年12月、日本海に降る雪を車窓から眺めるのを楽しみにしていたが、コロナの影響ですべてキャンセルしてしまった。今回は飛行機のキャンセルフィーもばかにならないし、宿にも迷惑をかけるとの理由で、あえて県境をまたいだ。f:id:mfujino706:20210803152835j:plain
リゾートしらかみという快速列車で530円の指定券のみで3時間の列車の旅が楽しめる。
3編成あるうちのこれは橅(ぶな)。f:id:mfujino706:20210803135729j:plain
ボックス席もリゾート列車仕様である。


f:id:mfujino706:20210803143445j:plainf:id:mfujino706:20210803143744j:plain
車内に売店があり、地元の銘酒が逆さまに吊るされているからには、利き酒をせねばならない。


f:id:mfujino706:20210803160536j:plainf:id:mfujino706:20210803160845j:plain
途中、200年前の地震により海底が隆起してできた千畳敷海岸で、15分の見学停車があった。乗客は列車を出て海岸を散策する。乗り遅れないようにと発車3分前に汽笛が鳴るのも面白い。


f:id:mfujino706:20210804130356j:plain
帰路に利用したのは「くまげら」。f:id:mfujino706:20210804144013j:plainf:id:mfujino706:20210804143740j:plain
車内では津軽三味線の生演奏というおまけがあったのも、嬉しかった。