鬼門除け・岩上通木津屋橋

古来陰陽道では、北東(艮)の方角は鬼が出入りする方角として、
また対角線の南西は裏鬼門とも呼ばれ、ともに忌み嫌われていた。

この鬼門から鬼が入らないようにと、平安京では北東の守護として比叡山延暦寺が建立され、
裏鬼門の守護は石清水八幡宮が当てられた。
庶民の家でも様々な工夫がなされ、鬼の嫌がる柊の木を植えたり、
難を転ずるとして南天を植える家も多い。

現代でも京都の街なかにはいたるところに鬼門除けを見ることが出来る。
そんな中、ここではちょっと変わった鬼門除けを載せていきたい。

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いつもと違う道を歩いてみると思わぬ発見をすることがある。今回の鬼門除けもそれであった。f:id:mfujino706:20210615105638j:plain

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粟島堂と言うお寺の表鬼門に立派な鬼門除けが施されている。


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向かいの民家の裏鬼門にも、この様な鬼門除けが。
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