時代祭り・藤原公卿参朝列

10月22日は時代祭りと昔から決まっている。といっても、平安遷都1100年を記念して明治28年に始められたものだから、たかだか100年ちょっと前からということになるが、、、。




祇園祭りや葵祭りと異なり、この祭りは京都市民総出で支えているという特徴がある。具体的には維新勤皇隊を先頭に時代を遡り、最後は延暦時代になるのだが、各列(江戸時代婦人列、織田公上洛列など現在では10列)を各学区が担当するのである。我が学区は藤原公卿参朝列の担当だが、毎年ということではなく、近隣の学区持ち回りで9年に一度の担当が今年であった。こうやってみなさんがボランティアで参加している。馬に乗っている人たちもみんな学区の知り合いである。この公園に集合し、隊列を整えて出発地点である京都御所建礼門前まで進む。この準備も結構大変だが、着ている物ももっと大変である。なにせ100年以上前、京都の職人の技術で作られたものばかりで、破損すると二度と修復できないと脅されながらみなさん着ている。
9年前は僕も参加したがその当日に限って雨となり(時代祭りは滅多に雨が降らない)、翌日に順延された。まだ普通のサラリーマンをしていたので、急な休みが取れず泣く泣く断念したのを覚えている。次の時にはお声がかかるのだろうか?