おひさま発電所点灯式・自然幼稚園




3月3日ひな祭りの日に、右京区太秦の自然幼稚園で「おひさま発電所」の点灯式があった。理事として関わっている認定NPO法人きょうとグリーンファンドは、10年前から「省エネ・節電と自然エネルギーの普及」を目的に、地域の保育園や幼稚園などに環境学習の拠点となる『自然エネルギーおひさま発電所』をつくっていて、この自然幼稚園で15基目となった。
朝から粉雪の舞う寒い天候であったが、子ども達は元気に登園してきた。


年長、年中、年少組全員が講堂に集まりエコちゃんの劇を見て、環境のことを分かりやすく学ぶ寸劇の後、点灯が行われた。


おひさま発電による電気が点灯した瞬間には、ワツーという歓声が。

発電量がわかるパネル。絵は先生方が描かれたとのこと。


園舎の屋根の上には太陽光発電パネルが。合計10kwの発電量である。パネルの裏には寄付してくれた人々の名前が書かれている。

滅多に見られないからと案内していただいたパワーコンディショナーだが、よく分からない。





この幼稚園はその名の通り自然を大事にし、自然に親しむ子どもを育てるのが方針のようで、広隆寺に隣接しているせいか園内には50本以上の樹木がある。園舎も木を活かした作りになっていて、こどもだけでなく大人も喜びそうである。

式が終わる頃には雪も上がり、梅の花に気付くことができた。
きょうとグリーンファンドはもともと脱原発からスタートした団体だが、スローガンだけでは世の中は変わらないとして、次代を担う子ども達に環境の大切さを知ってもらうために、自然エネルギーの普及と環境学習に力をいれている。風力や太陽光発電だけで現在のエネルギー事情をすぐに変革できるわけはなく、便利なものに依存しすぎているライフスタイルを考え直さないと、この先も原発依存は変わらないだろう。今回のことが考えるきっかけになるのではないだろうか。