吉永小百合チャリティコンサート・朗読会


吉永小百合さんが原爆詩の朗読をライフワークとしていることは
よく知られている。今年で27年になるそうだが、初めて京都で開催された。

場所は同志社大学寒梅館ハーディーホール。1000人の座席は超満員、着物を着飾ったご婦人達も数多く見られ、さすが京都と言おうか、南座の顔見世観劇に行った様な華やいだ気分になる。
観客の構成は女性が大半で、平均年齢は多分60を超えているのではないだろうか。

今回はヒロシマナガサキに加えてフクシマの詩も朗読された。
原作の詩の素晴らしさは勿論だが、朗読の力によって、詩の内容がより深く心に入り込んでくる。会場のみなさんはこの朗読に圧倒されていたように思う。

この荘厳な雰囲気が影響したのか、キャーと騒ぐ客もなく、マナー違反のカメラ撮影もなかったように思う。

一番後ろの席だったが、大枚5千円をはたいた甲斐は充分にあり、あっという間の2時間であった。