通し矢

1月15日は以前なら成人の日だったのに、ハッピーマンデーとかやらで普通の日になってしまった。

たまたま今日は都道府県対抗女子駅伝が開催されるので、出勤途中にある中心街の旅館やホテルの前で多くの選手に出会った。成人の日のことはすっかり忘れていたが、五条河原町の交差点で弓を手挟んだ若い男性を見て成人の日を思い出した。彼は多分三十三間堂に行くのであろう。

三十三間堂では、1月15日に全国の新成人が集まり弓を射る習わしがある。
これを三十三間堂の通し矢と呼んでいる。
因みに、三十三間堂はお堂の端から端まで三十三間(約60m)あるところから名づけられたと聞くが、実際はそんなにはないらしい。通し矢はこのお堂の端から端までである。
【追記】お堂に柱が34本立っていて、その間が33あるからこう呼ぶのだと京都検定本に書いてあった。

振袖姿の女性もたすきがけで弓を射る光景は、1月15日のテレビニュースでよく見る恒例行事であるが、残念ながら現物は一度も見たことがない。