中沢了三先生講書之所




烏丸通に面してひっそりと建っているこの石碑には、後世立派な解説が付けられた。それによると、中沢了三なる人物は、幕末から明治にかけて活躍した儒学者で、西郷従道桐野利秋中岡慎太郎などがこの塾で学んだとある。その後鳥羽伏見の戦いでは参謀となるなど軍事面でも活躍したらしい。明治天皇の侍講(お側で学問を講義する人か?)第1号にもなったらしい。これほどの活躍の人物だが、歴史や物語で大きく取り上げられたとは寡聞にして知らない。幕末、明治にはこの種の人物はたくさんいたのかもしれない。