五感で学ぶ、伝統と革新・梶古美術


このようなチラシに誘われて、古門前にある梶古美術で開かれた講座に参加してきた。

主催したのが東山いきいき市民活動センターだったので、
そういう関係の人が多いのかと思っていたが、全くそうではなく、アラ還と思しきご婦人たち、
しかもセレブが大部分で、なんか場違いなところに来た感がした。

1階でお茶とお菓子をいただき、2階で7代目当主の梶さんから
焼物に関する講義を受けた。
下でいただいた茶器や菓子器も由緒あるものだと講義で教わった。


これは(北大路)魯山人の作で、一見技巧を施していないようで、実は非常に考えて作られていることを学んだ。
「二度と魯山人なんか触れないでしょうから、どうぞ存分に見てください」と言われ、みんなそれぞれに鑑賞していた。
因みに真ん中のお皿1枚で軽自動車が買えるそうな。


真ん中が桃山時代、左が江戸そして右が明治の作。


共に楽焼であるが、右はお稽古用で値段もうんと違うらしい。


これがお茶をいただいた楽茶碗である。

このような催しを市民活動センターが行うとは意外であったが、
センターがある東山区の魅力はなにかを考えた時に、
「伝統と革新」に繋がったようで、次回以降もこのような催しがある。