2年余りの耐震工事を終えて、南座が新しく開場した。
南座発祥四百年 南座新会場記念と銘打った顔見世興行を観劇してきた。
本来、顔見世は師走の行事であるが、今年は高麗屋3代の襲名披露がメインで11月1日から行われている。
会場は着飾った女性たちで賑わっていたが、その中でも花街の芸妓さんはひときわ目立っていた。
襲名披露の口上を聞きたくて夜の部を観たが、
幸四郎演じる勧進帳の弁慶は、襲名披露ということがあるかも知れないが、とても熱演であった。
ご贔屓が贈るのはランではなくてこの様な物(名前は知らない)であるのも、
歌舞伎独特のものだろうか?
襲名披露は11月25日で終わり、このまねきも12月からは別のものが掲げられるはずである。