5月15日は葵祭行列巡行の日である。
平安時代には、「祭り」と言えばこのことを指したほど人気があったらしい。
どうしても、源氏物語の葵上と六条御息所の車争いを連想してしまう。
お誘いをいただいたので上賀茂神社の社頭の儀に参列した。
因みに行列は路頭の儀と言う。
パンフレットには、勅祭賀茂祭と記されていた。
事前にいただいた参列要項なるものには、
「服装は各自不敬にならぬようご配慮ください」とあったので、
久し振りにネクタイを締めて出かけた。
招待席ではなく関係者席なので、早めにいかなければいい席にはありつけないとのことで
1時間ほど前に到着した。
本殿前では、総出で庭が整えられていた。
とはいえ、1時間前では人の頭越しにしか見ることができなかった。
祭のヒロイン斎王代も遠望するしかない。
勅使がこちらを向いている。
牛車を運ぶトレーラー。これをトラックの後ろにつないで運搬するのだろう。
どこへ運ぶのか知らないが、こんなものが必要とされるのは京都だけかもしれない。
同じく、斎王代を運んだ御輿である。