万市その後

2か月前はこのような状態だったが、現在は見るも無残。
今日通りかかったら、コインパーキング工事中であった。

京都市内では見慣れた光景となってしまい、誰も驚かなくなっているのが恐ろしい。
言うまでもないが、京都は寺社や花街だけを目当てに来るわけではない。
他都市にはない落ち着いた佇まいの町並や人々の日常が、多くの人々を魅きつけているのだと思う。
それがなくなれば何の魅力もない一地方都市である。

京都市の調査では、平成21年に47,735軒あった京町家が平成28年には40,146軒と、
7年間で5,602軒減少している。1年間に800軒が消えて行っている計算で、
このままいけば50年後にはゼロになってしまう。実際はもっと早いかもしれない。

そうなってしまってから後悔しても、遅いということだけは確かである。