アートな現場

雪見障子

今回の大雪は京都では15cm積もったといわれているが、我が家では多分20㎝以上であった。 清少納言は御簾を上げて香炉峰の雪を中宮定子に見せたと言われているが、我が家では御簾の代わりに雪見障子が活躍している。 硝子戸の向こう側はこのような雪景色であ…

エレベーター・京都市役所

財政難の折、500万円もする漆塗りのエレベーターを作ってどないするねん、という声もあるが、 美しさや地場産業の振興という点を考慮してみれば、悪い話ではないと思う。

卯年・岡崎神社

東天王社とも呼ばれる岡崎神社は昔からうさぎが神さんのお使いとされ、境内にうさぎの彫刻がいくつかある。そのため卯年に当たる今年の正月は初詣客で大賑わいで、丸太町通りに長蛇の列ができていたと報道されていた。 混雑を予想して昨年末にお参りしたが、…

組紐問屋大林岩治郎商店

都心のビル街に取り残されたように佇んでいる京町家。 看板にはくみひもとあるが、 横に回るとこの様な看板跡(?)が見える。 元の姿は何だったのか、あるいは表の扁額の「芳巌」と同じ店なのか、想像してみるのも面白い。

福田美術館・嵯峨嵐山文華館

福田美術館は、2019年に嵐山の保津川河畔に開設された新しい美術館である。 今回は近所にある嵐山文華館と共催で、「芭蕉と蕪村と若冲」と題する展覧会を行っていた。 第1会場である嵐山文華館では、芭蕉と蕪村、第2会場の福田美術館では、若冲と蕪村、それ…

木島櫻谷展・山水夢中

最近になって人気の出てきた木島櫻谷の、主に山水画だけを集めた展覧会が泉屋博古館で開催されていた。以前衣笠の櫻谷文庫で催された特別展の時は、獅子や馬をはじめとした動物画に圧倒されたが、今回はそれらに替わって精密な描写の山水画や精緻なスケッチ…

我が家の紅葉

東福寺や嵐山に比ぶべくもないが、松の緑に映えてこれ1本でも十分きれいである。以下は以前撮影した写真 雨で一気に落葉したので、これはこれできれいだが、後の掃除が大変である。 玄関を入ったところの延べ段

野菜自動販売機・西賀茂

ハイキングの帰り、道沿いでこのような自販機を見つけた。 販売しているのは野菜、ここ西賀茂は野菜の生産地として有名である。以前なら道端に台を置いて野菜を展示し、人々は籠にお金を入れて野菜を持ち帰ったものだが、時代が変わってきたのだろうか!?

大原

10月末のこと、横浜から来たN君のリクエストにより、大原を訪ねてみた。 コスモスが一面に咲いていたがここだけだったので、自生ではなく多分栽培しているのかもしれない。 三千院境内にある金色不動堂では、ちょうど秘仏の金色不動明王が公開されていて、法…

クワガタ石

今年4度目の叡山電鉄二ノ瀬駅。 2020年に起きた大雨による土砂崩れの影響で不通になっていた、市原-鞍馬間が438日ぶりに開通したのが2021年9月18日。その1周年記念で地元の鞍馬石を使ったクワガタの角を模したオブジェが設置された。たまたまこの日の京都…

東華菜館

お墓参りの後は、いつも頑張っている仲間たちの慰労を兼ねて、東華菜館で食事をした。 当初は鴨川の床の予定であったが、屋上が開いているというので急遽変更。 東華菜館に屋上があることを知らなかったが、上って見ると思いも掛けない絶景を見ることが出来…

菊酒

ちょっと古い話題だが、9月9日重用の節句に、菊酒をいただいた。まさに、六日の菖蒲十日の菊とはこのことである。

サヴォン・ド・タワラヤ

京都の高級旅館俵屋のアメニティであるロゴ入りの石鹸をいただいた。 花王が製造、販売している。送ってくれた友人によると、有名になりすぎて買えなくては困るので、本当は人に教えたくないとのこと。 難しいものである。

大谷祖廟万灯会

お盆の入りの日にお墓参りを行ってきた。 例によって酷暑真っ只中のお参りなので、なかなか辛いものがあった。 それを避けるためにと、大谷祖廟(東大谷)では、夕方から夜間の参拝を勧めている。 万灯会がそれである。 1万個の提灯が灯されるそうな。 さす…

個展「刻の層」

古美術商が多く立ち並ぶ古門前の一角のギャラリーに出かけてみた。 作者の斉藤真人さんとは、2年前まで一緒に仕事をしていたので、その縁で何度か個展にも足を運んだことがある。 いつもと違って今回はビニールシートに描かれている。 コロナの世相を多少は…

フレンチ自動販売機

ZEST御池地下街にあり、正式にはThe Chef's Tableと言うらしいが、どう見ても自販機である。 サラダ 前菜 メインと揃っている。 一度試してみる価値、ありやなしや?

神楽岡通

茂庵に行くには、北の今出川通からと吉田山の東側の神楽岡通から上る方法がある。 神楽岡通から少し入ると、この様な風景が目に飛び込んでくる。 とても趣のある住宅街を横目で見ながら、階段を上がっていく。 この辺りを開発した谷川茂次郎が設けた8つのお…

茂庵

吉田山中腹にある茂庵は隠れたカフェと言いたいところだが、今では行列のできる繁盛店になっている。 西側の窓に面した席からは遠く愛宕山が見える。 山道を10分か15分くらい歩くと、 茂庵の正面に辿り着く。 そして階段を上がれば、最初の写真の店内となる…

鴨川・飛び石

鴨川には、三条大橋や五条大橋など以外にも、このような飛び石を利用して対岸に渡れるところが何カ所かある。 ここ二条大橋と丸太町橋の間の飛び石は、僕の健康と体力を図るバロメーターとなっている。 この石を難なく渡れる間は大丈夫かと、、、。以下は過…

みそそぎ川

禊川(みそそぎかわ)は鴨川の右岸を流れる人工の水路で、丸太町橋付近から五条大橋までの約2Kmの川である。 夏になると床(ゆか)が出るので有名だが、それに加えて初夏には蛍の乱舞を見ることが出来る。 都会のど真ん中で蛍が見られるのはここぐらいではな…

白龍園

京都で和風小物を商う会社の社長が、二ノ瀬の広大な山林を手に入れ白龍園という庭園にしたのが、今から60年前の昭和38年。造園家に任せるのではなく、社員や地元の人たちでコツコツと手作業で整備したというから驚きである。 「京都人の密かな愉しみ」でこの…

ポンペイ展

京都市京セラ美術館で開催中の「ポンペイ展」を見てきた。 紀元後79年にヴェスヴィオ火山が爆発し、一瞬にして火山灰で埋まってしまった古代ローマ帝国の都市、ポンペイ。 壁画やモザイク、彫像、工芸品を始め、調理器具などの日用品(中には金庫やインク壺…

旧今尾景年邸

KYOTO GRAPHIEの会場の一つが、ここ旧今尾景年邸である。 旧川崎家住宅に劣らない広大な屋敷であるが、以前は料亭だったので普通には見学できなかったので、今回の展示会はいいチャンスだった。 もちろん、今尾景年の絵も掛かっている。 網代の天井、見えな…

KYOTO GRAPHIE

「世界屈指の文化芸術都市・京都を舞台に開催される、日本では数少ない国際的な写真祭(パンフレットより)」であるKYOTO GRAPHIE。田の字地区を中心に、13会場で開かれている。今年は10周年だそうだ。 ここ旧川崎家住宅はインフォメーション町家として本部…

楊谷寺

楊谷寺というより柳谷観音として知られている西山の古いお寺である。眼の観音様として有名である。 バスも通っていない不便な山の中にあるお寺だが、最近とみに脚光を浴びているという。手水鉢に色とりどりの花をアレンジして人の目を楽しませている。あさイ…

ビスキュイ・CHERIE

我が家から徒歩1分のところに何やらおしゃれな店があり、時々長蛇の列が出来ているのは知っていた。 たまたま表に出てみたら列が出来ていたので、どんなものかなと思って11時前に列に並んだ。すでに20人ほどが並んでいて、販売開始時間を聞いたところ12時半…

引千切

「ひちぎり」と呼び、京都では雛祭りに欠かせないお菓子の一つである。 3月26日に来客があったので亀末廣で求めようと思って電話してみたが、旧暦の節句に合わせて3月28日から4月3日までの限定販売とのことで、残念ながら叶わなかった。それならばと、新暦の…

雛飾り・藤野家住宅

冷泉家はじめ他の旧家を見習って(単に行動が鈍いだけだが)、旧暦で飾っている(今年は4月3日が旧暦の3月3日にあたる)。写真は昨年撮影の物。 箱書きに文政3年とあるから、多分江戸末期、今から200年前のお雛様 それから50年後、多分明治初期のお雛様…

雛飾り・仁風庵

仁風庵はブライトンホテルの北側に位置する立派な京町家である。普段は非公開だが、3月3日、4日限定で今年初めて雛飾りを展示された。 御殿の奥に座っているのは初めて見た。名古屋で多い仕様と聞いた。 お店は室町にあるので、祇園祭の時は屏風祭りとし…

雛飾り・平野の家 わざ 永々棟

「江戸時代から現代までのさまざまな雛人形が勢揃い」というキャッチコピーに惹かれて、「平野の家 わざ 永々棟」の特別公開に出かけてきた。 2階に飾られていた享保雛や古今雛など古いものは残念ながら撮影禁止だったが、1階玄関を入ったところには現代(…