神社

競馬会足汰式

5月1日に催された上賀茂神社の競馬会足汰式を見物してきた。 これは5月5日に行われる競馬会神事に出走する馬を事前に走らせて、 その走り具合を見ながら二頭ずつ走る当日の組み合わせを決めるもので、 予備走のようなものだが、れっきとした神事である。もと…

上賀茂神社

京都産業大学日本文化研究所特別客員研究員発表会終了後、 メンバーの一人Kさんの案内で上賀茂神社を訪れた。今年は42回目の式年遷宮に当り、権禰宜の案内で その様子を説明してもらい、内部まで見せてもらうことができた。 この本殿の前で天皇陛下がお詣り…

平安神宮神苑

谷崎潤一郎の小説「細雪」では、主人公一家が毎年 わざわざ芦屋から京都まで一泊二日の花見見物に来る。 祇園の夜桜や嵐山を見物した後一番最後にここに来るのは、 この神苑のベニシダレが一番美しいと思っているからである。今までなかなか見る機会がなかっ…

平安神宮・神苑

細雪の名場面に代表される、枝垂れ桜があまりにも有名なこの庭園であるが、 この時期は冬枯れで訪れる人は少なかった。その代わりと言っては何だが、番のオシドリが餌を漁っていた。 羽の色が鮮やかな鴛鴦は冬の日本画の画題としては定番で、 現在我が家にも…

節分会・須賀神社

昨日今日と、各地で節分会が催されている中で、 今年は初めて須賀神社にお参りしてきた。 烏帽子、水干に白布で口を覆った男性から懸想文というお守りを求めた。 聖護院の前にある小さな神社で、面白いことに 一つのお社に2社が収まっている。 豆まきに多く…

崇道神社

洛北の奥にひっそりと佇む小さな神社である。 神社の裏手に小野毛人(父は小野妹子)の墓があり、 そこから出土した墓誌が国宝に指定されている。 古代、この辺りを小野氏が治めていた証拠でもある。 僕の興味はそれではなく、神社の名前である。 鳥居には「…

与謝野町

狛犬ならぬ「狛魚」で、とても珍しい。海と関係があると思われるが、肝心の神社の名前すら 憶えていないという体たらくである。

宇治上神社

立派な鳥居だが、中に入るとこじんまりとした神社である。 17ある京都の世界遺産のうち、おそらく一番小さいであろう。宇治七名水の一つ、桐原水が湧いている。

桔梗・晴明神社

この神社は桔梗を売り出し中である。 例の門前の紛争はまだ収まっていないようである。

若宮八幡宮

五条通に面した小さな神社で、付近一帯に清水焼の窯元が 多数存在し、陶祖神が祀られているので陶器神社と呼ばれている。 そのせいもあってか、京都検定に時々出題されている。

梨木神社apr2014

以前の記事にも書いたが、梨木神社がひどいことになっている。 参道両側で鬱蒼とした森を形成していた木々は切り倒され、 無残にも燈籠はこの有様である。

大将軍神社

京都の町には、桓武天皇が大内裏鎮護のために、都の四方に建てた大将軍神社4か所にあったらしい (有名な所では大将軍八神社がある)。 ここはそのうちの一つで、東南の方角に当たっている。源頼政が鵺(ぬえ)を退治したのがこの森であったとの言い伝えが …

梨木神社その2

以前の日記に書いた梨木神社のマンションの広告である。 完成予想図を見ると、御所や神社の森に囲まれ 自然豊かで、最高の立地であることがよくわかる。「鳥居をくぐるとそこはマンションであった」と雪国風に書いてみたが、 参道のど真ん中に建っているので…

藤森神社その2

由緒ある神社だけに、石碑の類もいくつかある。 これは蒙古塚といい、「蒙古の将兵や戦利品を収めた」と書いてある。 江戸中期に起こった「伏見義民」の一人である 焼塩屋権兵衛の顕彰碑である。

藤森神社・馬の神社

この神社は勝運と馬の神様として知られている。 今年は当たり年とあってか、大小の絵馬があちこちに掲げられている。 立派な馬の像には、好物の人参が供えられていた。 中央競馬会とも縁があるようで、「藤森特別」というレースもあるほどである。 騎手をは…

梨木神社

梨木神社が工事中である。 何の工事かと言えば境内にマンションを建てるのである。 神社とて経営が大変なのはわかるが、御所の至近距離に建てるのは いかがなものかと問題が起こっている。 所属する神社本庁の反対にあったが、そこを離脱してまでの決意であ…

平岡八幡宮

少し前のことであるが、東京からの友人のT君が我が家に泊まったのを機に、 かねてから一度行ってみたかった平岡八幡宮に誘い出した。 自転車では少し遠いので、30分に1本のJRバスを利用した。 神殿前の舞台では、宮司自ら採り入れたという梅干しのお茶をい…

宗像神社・神賑いの日

御所にある宗像神社で「神賑いの日」があると観光協会のパンフレットに 載っていたので、どんなものかと思って見に行った。 この神社は京都御苑内にあるが小さくて目立たないので普段でも訪れる人もまばらである。 この日も参列者は10人強で、後でわかったの…

水無月

今日、6月30日は上半期最後の日である。 京都では、半年の穢れを祓い清めるため、 夏越の祓いが各神社で行われる。 八の字周りをするのが習わしである。 ここ下御霊神社でも朝早くから多くの人がお参りしていた。 歩き始めたばかりの幼児も懸命に茅の輪をく…

下御霊神社神輿巡行

このような案内文が各戸に配布されていた。 詳しい事情は分らないが、神社と何かトラブルがあったようだ。先ほど神幸列が通り過ぎていった。家の中からでは分らなかったが、果たしでどうであったか?昨年は祇園祭の放下鉾でもトラブルがあったようで、 今年…

狛巳・大豊神社

今年は巳年、蛇が干支である。 これにあやかってか、このような狛巳と称する像がある。境内にある大国社の前には、大国主命を助けたとの故事にちなんで、狛犬ならぬ狛鼠が鎮座している。 阿吽の形というよりどことなくユーモラスである。 もともとこちらの方…

御金神社

いかにも「お金」に縁のあるような即物的な 神社のように見えるが、「みかね神社」と呼び、 金属全般に利益を授ける神様である。しかしながらどうしても「お金」に結び付けたがる人が 多いようで、鳥居も金色、境内いたるところに「金」の文字が。 絵馬もお…

越後神社

町歩きをしていて、ちょっとした路地(京都ではろーじと呼ぶ)があったので 入ってみたところ、突き当りがこのようになっていた。 以前はこのあたり一帯は池であったのだが、昭和初期に干上がってしまい 島であったこの場所に神社を移したということで、比較…

厳島神社

厳島神社は広島だけでなく、京都にもある。 京都御苑内九条池(もと九条家屋敷跡)に面する小さな小さなお社である。 小さいながらも平清盛が勧請したという歴史がある。 この鳥居は唐破風鳥居と呼ばれ、京都三大珍鳥居の一つである (他は北野天満宮伴氏社…

晴明神社・門前の諍い

何年か前の陰陽師ブームで一躍脚光を浴びたのが、この晴明神社である。 それまでは堀川通りの一本西の葭屋町通に面して鳥居が建っていたが、 いつのまにか堀川通りまで神域が拡大された。 参拝客が増えるにつれ、それらを当てにした商売が勃興するのも何等不…

車折神社その2

車折神社には債権回収とは別にもう一つの顔がある。 芸能上達がそれで、世間にはこちらの方が有名である。 正式には摂社のひとつに芸能神社があり、 芸事上達を願う有名無名の人々の玉垣が奉納されている。 EXILEも全員ではなく、バラバラで祈願している。 …

車折神社その1

神社にお参りするといろんなご利益があるとされ、 家内安全、健康祈願、良縁祈願、商売繁盛などが一般的であるが ここ車折神社はそれらに加えて、債権回収にご利益があるとされている 珍しい神社である。祈念神石を持ち帰り、願いが叶えば別の石にお礼を書い…

大田神社・かきつばた

上賀茂神社の摂社である大田神社はそんなに大きくない神社であるが、 年に一度この時期は多くの参拝客(観光客?)で賑わう。かきつばたの群生が見られるからである。 想像したよりずっと小さな池の島を挟んで南北に咲き誇っている。 にわかカメラマンも多数…

御霊神社

早良(さわら)親王(祟道天皇)ら13柱の怨霊を鎮めるため創られた神社である。寺町丸太町を下ったところにも同じ趣旨?の下御霊神社があるのに対して、こちらは上御霊神社と呼ばないところに本家の矜持があるのだろうか。 管領畠山政長を義弟の畠山義就が襲…

蚕ノ社

京福電車(嵐電)に「蚕ノ社」という駅名があることは昔から知っていたが、実際に訪れたのはこれが初めてである。正式名称は木島坐天照御魂神社(このしまにますあまてるみたまじんじゃ)だが、半島より渡来しこの地に勢力を張った秦氏が養蚕・機織・染色の…