最勝院


同志社墓地から大文字を目指したつもりだったが、
反対方向の南禅寺へ降りてしまった。

昼なお暗い山道を誰に会うこともなくひとり歩くのは、なかなか勇気がいることである。
ようやく少し明るくなった辺りに滝が流れていて、修行中と思しき男性が下帯だけで
滝に打たれていた。これもぎょっとするような光景であった。

しばらく歩くとこのお寺の横に出ることが出来、ほっと一安心。
南禅寺界隈の深奥部に位置するお寺である。
しばらくすると紅葉の季節を迎える。
隠れた名所のひとつかもしれない。