京都では8月23,24日に子どもたちの安全と健やかな成長を願う地蔵盆が各町内で行われる。
この日は朝早くから夜遅くまで町内総出で、特にお役に当たった家は大忙しの一日である。
年々参加者が減ってきて、今年は子どもは7名だけの参加と寂しい限りであるが、お坊さんのお経の間、大人しく手を合わせていた。
僕らが子どものころは夏休み最大の行事で、この日だけは勉強もしないでひたすら遊んでも文句を言われない特別の日であった。現在の子どもたちにも同じ思いで遊んでほしいと、大人たちは張り切って準備に励んだ。
我が町内にはもともとお地蔵さんはおられず、従って祠もないので、ガレージをお借りしての開催となった。
現在のお地蔵さんは、30年ほど前の道路工事の際に地中から発見されたもので、お顔や身体の一部が欠けてはいるが、石造りの立派なお地蔵さんである。
後片付けが終わると10時過ぎになる。
子どもは喜び、大人は疲れる1日が終了した。