旧勧業銀行

烏丸三条角のみずほ銀行三条支店。旧第一勧業銀行京都支店である。
合併に伴い立て替えられたが、元の建物を残して欲しいという声に応えて、外側だけを残したまま建てかえられた。

隣の建物は、3月にオープンしたホテルモントレー。ここには住友銀行京都支店があり、重厚な建物で内部も天井が高くいかにも銀行という感じがした。この建物も保存を望む声が多かったが、住友銀行はこれを無視して、自分たちの論理を押し通した(それ自体は資本の論理で非難されるべきではないが)。正面に掲げてあった葵祭りの絵画はどこへ行ったのだろうか?
これに限らないが、いかにもこの銀行らしいやりかたで、利用者(ステークホルダー)特に個人利用者や世間を軽視する姿勢は、三井と合併して果たして変わったのかどうか興味がある、、、。

みずほ銀行も、隣のような高層ビルにすれば坪効率もよく収益も上がったのに、あえてそれをしなかったところに、CSR(企業の社会的責任)の一端を見た思いがする。