高麗寺跡

f:id:mfujino706:20210502122602j:plain京都新聞の一面に、「渡りくる人々」と題する小さなコラムが毎日掲載されている。古代史において、日本列島には朝鮮半島や中国大陸から多くの渡来人が上陸し住み着いたことを、井上満郎京都市歴史資料館館長が解説している。このコラム欄は通常1年単位で変わるので、365回分のネタがあるほど渡来人の影響は大きいのだろう。

この高麗寺跡もその一つで、朝鮮半島から渡ってきてこの地に住みつた高麗氏が建てたお寺の跡である。今は木津川市編入されたが、旧の名前は上狛町(かみこまちょう)である。木津川を挟んで対岸には下狛もある。f:id:mfujino706:20210502122641j:plainf:id:mfujino706:20210502122756j:plain

京都盆地にはこの他、主に北域に、秦氏、小野氏、八坂氏、土師氏などの渡来人が住み着いたことが知られている。