2008-01-01から1年間の記事一覧

生菓子店・出町ふたば

この店は「元祖行列のできる店」と思えるくらい、昔から人が並んでいた。僕の記憶では30年ほど前に買いに行ったときも行列だった。お目当ては「まめもち」であるが、他のも結構売れていた。 この写真を撮るのに2,3分だったが、並んでいる人が異なっているの…

祇園祭・動く美術館

各山鉾の周りには、前懸、胴懸、水引など多くの装飾品がかけられている(懸装品という)。それぞれその当時の町衆の浄財で作られていて、ギリシャ神話や旧約聖書を題材にしたインドやペルシャの絨毯がかけられている山鉾も多い。室町時代には一番ぜいを尽く…

祇園祭/宵山の雑踏

はてさてこれは何でしょう? 昼間見るとこのようになっている。宵山だけで50万人近くが繰り出すので秋葉原の事件を受けて、今年から雑踏対策が強化された。とは言え風情を損ねてはいけないというので、鋼鉄製の車止めも竹で編んだ垣根で覆われている。これに…

祇園祭/宵山

平井保昌が和泉式部のために紅梅を手折ってきたことに由来するこの山は、縁結びにご利益があるとされている。こんな小さな子どもたちが、例の「、、、お守りはこれより出ます、常は出ません、、、」と節をつけて唄う姿は、「縁結びて何のことか知ってるか?…

祇園祭/屏風祭り

祇園祭は7月1日の切符入りに始まり、31日の夏越の祓いで終わる1ヶ月に及ぶ八坂神社の祭り(神事)である。ハイライトである17日の山鉾巡行の数日前から各山鉾に提灯がともり、16日を宵山、その前が宵々山と呼ばれ一帯が歩行者天国となる。宵山には鉾町の家々…

出町三角公園

鴨川と高野川が合流する地点に中州があり、いつの頃からか三角公園と呼ばれるようになった。この三角公園を挟んで右岸と左岸が行き来できるように石組みがある。その中のいくつかは大きな亀の形をして泳いでいる。 その数10匹くらいか、子どもたちに人気のス…

京都府庁・京てらす

京都府庁2号館は屋上を緑化していて「京てらす」と呼んでいる。全面芝生敷きやビオトープ、雨水タンクなどがある。 写真ではよく見えないが、コンクリート面が34.5度でも芝生表面温度は24.2度とおよそ10度低く、ヒートアイランド化を少しでも和らげる効果が…

京都迎賓館

今年も一般参観の募集があったので申し込んだが、今年も外れた。 昨年の落選通知は、募集数と応募数まで示されていたが、今年はそれはなし。やはり10枚以上出さないといけないのだろうか?昨年の記事 本当なら今日からここでG8会合が開かれていたはずであ…

守宮

暑くなってきたせいか、ここのところ毎晩(毎日?)守宮が来訪してくれます。場所は決まって網戸の向こうです。 この意匠はなんとも言えず、自然界の成せる業には脱帽です。僕に少しのアート心があれば、それなりのデザインになっていたでしょう? 眼は向こ…

みたらしだんご・みよしや

四条通の南座の向かいにある店だが、午後5時から売切れるまで(大体7時頃)しか開いていないので、普段は通りすぎてしまう(閉まっている中華そばの屋台のような店構えである)くらいである。 こんな短時間で商売になるのかなと思うが、毎日長蛇の列でお店の…

茅の輪

6月30日は夏越の大祓の日で、茅の輪をくぐれば半年間の穢れを祓うことができるそうで、各地の神社で行われる(写真は市比賣神社)。「茅の輪」に関するサイトが一杯あって驚いたが、くぐりかたをイラストつきで解説してあるサイトがあるのはもっと驚いた。

京都国際マンガミュージアム

全国に多くの美術館、博物館があれど、公立のマンガの博物館はここだけでないか?建物は京都市のもの(明治2年にできた64の番組小学校の一つ、龍池小学校跡)、運営はマンガ学部を有する京都精華大学である。 廊下の壁面を利用してたくさんの蔵書があり、だ…

G8外相会議終わる

この2日間どんなことが話し合われ、何が決まったのか分からないが、とにかく何事もなく終了した。北朝鮮が核施設を爆破した政治ショーも、このタイミングにあわせたのであろう。 この政治的パフォーマンスのために、京都市役所前の広場は30台以上の機動隊…

G8サミット外相会議

6/27、28とサミット外相会議が京都で開かれるので、いまから厳重な警戒態勢がしかれていて、街なかには警察車両、警察官の姿がそこかしこに見られる。 普通なら「集中日(今月なら27日)」に行われる株主総会も日を繰り上げて、今日行ったところもあった。 …

耳塚

豊国神社のすぐ西にこの耳塚がある。豊臣秀吉の朝鮮半島侵略の際、戦功の証として首級の代わりに耳や鼻を殺いで持ち帰ったものを、この地に供養している。 過日我が職場に視察に来られた韓国からの一行の予定を見ると、次の視察地はこの耳塚であった。日本人…

豊国神社

その名の通り豊臣秀吉を祀る神社である。一時期は秀吉恩顧の大名によって手厚く保護されたが、家康以降荒廃した。明治になって現在の地(家康に難癖を付けられ大阪冬の陣のきっかけを作った方広寺の旧境内)に再建された。この門は伏見城の遺構を移築したと…

抹茶パフェ・祇園辻利

お茶を販売している辻利が店の上に都路里茶寮を営んでいる。いつ見ても行列ができている(今日は短い方)。特に観光客が多くて1時間待ちなんてざらのようである。そこまでして食べたいかと思うのは、僕が甘党ではないからかも。お茶の販売店がカフェをやっ…

抹茶パフェ・祇園辻利

お茶を販売している辻利が店の上に都路里茶寮を営んでいる。いつ見ても行列ができている(今日は短い方)。特に観光客が多くて1時間待ちなんてざらのようである。そこまでして食べたいかと思うのは、僕が甘党ではないからかも。お茶の販売店がカフェをやっ…

京都の景観を守る

日本で一番厳しい?景観条例が施行されて半年が経った。 目立つことを最大の目的にしている自販機の色も、ここでは控えめである。後ろの建物は長刀鉾の町会所だけに却って効果があるかもしれない。祇園祭が始まる7月になると撤去される。 祇園石段下のローソ…

はてな近藤社長講演会

先週の話だが、あるセミクローズドな会の主催で、はてな近藤社長の講演会(welcome back to kyoto)があった。 1時間弱の話の中で、なぜ京都に戻ってきたかが興味深かった(後の質問でも、この関連がたくさん出た)。いわく、東京は人と情報が多すぎて(流れ…

退蔵院

妙心寺の数ある塔頭の中で一番有名なのがこの退蔵院である。 狩野派の絵師狩野元信作と伝えられる枯山水の庭園と、池泉回遊式(昭和の作庭)の二つの庭園がある。 この寺を有名にしているのは、庭園よりもこの絵であろう。国宝瓢鮎図は禅の公案を基に描かれて…

スィーツ オ・グルニエ・ドール

なんでも有名シェフが経営する店だそうで、いつ通っても行列ができている。中に入ったことはないが、この細い通路にも人があふれている。 行列がなければ絶対に見逃してしまう店であると、過去にも書いた。過去の記事はこちらから

名古屋

旅行と言うほどたいそうなものではないが、去年からボランティアである名古屋のNPOの事業に関わっていて、月に1度のペースで名古屋に行っている。京都、名古屋間は40分弱で、阪急で大阪に行くのと大差ない。そういえば去年は大阪には1,2回しか行ったこと…

京都駅・ミニコンサート

名古屋からの帰り、京都駅で降りると人だかりがしていた。 場所は駅ビル東側の京都劇場の前辺り。 高石ともや歌マラソンとして、2日に亘って12時間歌い続けるというイベントである(正確に言うと、7月13日の宵々山コンサートのPRをかねているのだと思う)。…

葵まつり

5月15日は葵まつりである。今年は好天に恵まれて滞りなく行われた。 葵まつりと言えば、源氏物語に出てくる葵上と六条御息所の車争いの場面が有名である。恥をさらされたとして、六条御息所がその後生霊となって苦しむところは前半の重要なテーマである。 現…

松尾大社

嵐山にほど近い松尾大社は酒の神様として知られ、全国各地の造り酒屋さんの信仰も厚い。特別拝観期間中であったので、本殿(撮影禁止のため写真はない)やお庭も拝見することができた。本殿は14世紀末の建築で両流造りといわれる屋根に特徴があり重要文化財…

イノダコーヒ

朝早くから行列のできる喫茶店である。特に土日は観光客が列を成している。もともとは室町など近所の呉服関係の旦那衆が、丸く大きいテーブルを囲み歓談するのがこの店のよさであるが、観光客のみなさんは4人掛けテーブルを希望するので、これだけ混雑するの…

妙心寺

臨済宗の総本山である。 禅宗の本山はどこもそうかもしれないが、とても広大な敷地と多くの塔頭がある。 拝観料500円なりを支払って中に入ると、法堂と明智風呂を案内していただけた。法堂の天井には狩野探幽の雲龍が描かれていて、俗に八方睨みの龍というら…

和菓子・阿闍梨餅

GW最終日で混雑するとはいえ、阿闍梨餅を買うのにこの行列は如何なものか(写真では見えないが、壁の後ろにも二重に列がある)。京都土産を探す観光客の、「みんなが並んでいるならきっと美味しいに違いない、名物に違いない」という群集心理が余計に増幅さ…

保津川下り

といっても、遊覧船に乗ったわけではない。 亀岡から嵐山まで下って来るわけであるが、その舟をまとめてスタート地点まで運んでいるところである。 その昔は川岸をロープで曳きながら遡ったと言うことで、岩にその痕跡が残っていると言うのを聞いたことがあ…