雲母坂


中世、京の都からこの雲母坂を通って多くの僧が比叡山に修行に上がった。
また、千日回峰行阿闍梨さんは、京都大回りの行き帰りにこの道を通る。
叡電修学院駅から隠れた紅葉の名所鷺ノ森神社の境内を抜けて、いよいよ雲母坂の上りになる。
周辺には農家が多く、こんな無人販売所もあった。

親鸞聖人がここを通って比叡山で修行したことは知られているが、「御旧跡」とはどういうことだろうか?

後醍醐天皇の忠臣であった千種忠顕という人物が、足利軍と戦って敗れた地とのこと。現在の歴史教科書ではあまり教えない話かもしれない。水飲というのは地名か?


5月初めに登ったころは、シャクナゲが盛りであった。

3時間ほど登れば、大比叡山頂に到着する。
源氏物語の薫も通ったかもしれない歴史満載の山登りである。